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〜にの〜
毎日店は大繁盛
忙しい日が続いた
そんなある日
店が終わる少し前に
1人の女性を連れた
背の高い男が…
ホストクラブにカップルなんて…
にの「翔さん
あの人…もしかして」
翔「そうだな…
おそらく同業者」
男「この店の…
ナンバーワン
って奴は…どいつだ?」
潤「どうする?
リーダーに行かせるか?」
翔「いや…
とりあえず俺が
きっと何かあるんだろ…」
翔「いらっしゃいませ
WhiteRoseへようこそ
翔と申します」
男「お前が
ナンバーワンか?」
翔「いえ…
私はホスト兼店長をしております
ウチのナンバーワンは
今他のお客様の席に…
代わりに私がお客様のお相手を…」
男「まぁ〜いいだろ
どうせナンバーワンも
他のとたいして変わんないんだろうからな」
潤「何だよアイツ…!!」
にの「潤くん落ちついて
アレは同業者だよ
それもかなりトップクラス」
男「俺は…
前の店でオーナー兼ホストをしてる
松岡…ってもんだ」
にの「やっぱり…」
潤「知ってんの?」
にの「噂でね…
カリスマホストだって
前の店を
あの人がトップにしたんだって」
雅紀「めっちゃ怖いよね
オーラあるしね」
松岡「最近…
かなり頑張ってるみたいなんでさ
どんなホストがいんのか
見てみたくてさ」
女「昌宏には誰もかなわないわ」
翔「松岡さまでしたか
失礼しました」
松岡「ちなみに
ナンバーワンはどいつだ?」
智「オイラがこの店の
ナンバーワンだけど
名前は智」
翔「ちょ…!!
智くん!!」
智「アンタ誰?
女連れてホストクラブなんて
変わってるね」
松岡って人がゆっくりと顔を上げて
リーダーを睨みつける
リーダーはお構いなしで
智「いい女連れてるね
ふぅ〜ん…」
女「何よ!!アンタ」
智「ウサギ…ってさ
淋しがり屋なんだって
1人で居るとね
淋しくて死んじゃうんだよ」
女「何が…」
智「オイラなら…
ウサギ…
絶対に1人にしないな
だってかわいいんだもん
オイラなら凄く可愛がっちゃうな」
松岡「お前…
何だ…」
智「ねぇ…
オイラと飲もうよ」
松岡「なるほどな…
ナンバーワンか…」
雅紀「リーダー大丈夫?
あの人怒ってるよね?
てか
翔ちゃんて店長さんなの?」
にの「リーダー
何か余裕だね
お前翔さん店長って
初めに言ったろ
ちゃんと話を聞けよ!!」
店内に変な空気が流れる…
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作者名:まあ | 作成日時:2014年2月7日 18時