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〜潤〜
俺は本当は淋しくて
甘えて欲しかった
だから素直に甘えただけ…
アイツはそう当たり前のように言った
俺のために…だったって言うのかよ
何だよそれ…
俺の為に側に居たんだ…
智「ねぇ…
飲みに行こうよ〜」
何なんだろ…コイツ…
しかも…
「面白いじゃん…」だって…
ムカつく奴だなホント
何かもう
でも…
俺が甘えて欲しいなら…
ワガママ言われてもしょうがないな
潤「いいよ…
飲みに行こうよ」
初めて会ったバー
潤「なぁ…アンタ能力者なの?」
智「そうだけど」
潤「サトリ…ってやつなんだ…
心が読めるのか…」
智「全部は読めないよ
感情…とかさ…秘めた思い…
だから…
戦う時は相手の動きが
簡単に読めるよ
オイラ強いでしょ」
潤「確かにな…
だから俺のナイフも当たらないし
弾丸もよけれたんだな
それにしても…
予言か…」
智「オイラの予言は5つだよ
あと3人の能力者に出会うんだ」
潤「あと3人の能力者…
それはいつなんだ?」
智「わかんない
時期も
場所も
状況もね」
潤「あっそうなんだ…
何だよ随分と曖昧な予言なんだな」
智「でも…
運命だから…
必ず出会うんだよ
オイラと松潤もちゃんと会ったじゃん」
そうだな…
アンタ凄いな…
いつ…何処で出会うかも
わからないのに
当たり前のように待ってるんだな
運命だからって…
潤「俺も…
リーダーと一緒に待てばいいんだな」
智「そうだよ
リーダーって呼んだね
あの時も呼んだよね」
潤「アンタがリーダーだって
感じたからな…」
それに…
わかったんだ
リーダーのワガママが
優しさなんだって…
寄り添ってくれてるからなんだって
だから俺は
リーダーのワガママが安心出来る
何か嬉しいんだ…
《智と松潤の出会いの物語》
Fin
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作者名:まあ | 作成日時:2014年2月7日 18時