〜29〜 ページ30
〜にの〜
にの「癒しのパワー」
雅紀「うん…だから
ケガしても普通の人より
早いスピードで治るし
それから…
にの…手をケガしてる
俺の手のひらを…」
ま〜くんの手のひらに俺の手のひらを重ねる
淡い緑色の光が…
雅紀「ほら…もう治ったよ」
にの「ホントだ…
ま〜くんあんたスゲ〜」
雅紀「あとね
俺は動物や植物と話せるんだ」
にの「だから…
友達なんだ」
雅紀「にの…
ま〜くんて呼んでくれたね
嬉しいよ…」
にの「お前がそう呼べって…
言ったんだろ!!」
雅紀「照れんなよ
俺達友達なんだからさ」
そう言って
いつもみたいに
ま〜くんは笑った
その夜はそのまま空き家に泊まった
朝起きると
ま〜くんの腕の傷は
きれいに塞がってた
にの「これからどうすんだよ
お前ももう住んでたところには
帰れないぞ」
雅紀「うん…
とりあえずどっか別の街に行くか」
にの「そうだな…」
雅紀「ん…と
にのお金持ってる？」
にの「ん〜なもん持ってるわけないだろ」
雅紀「俺は少しだけなら
貯金あるかな…
しばらくは何とかなるよ」
にの「ま〜くん
お願いがあるんだけど」
雅紀「何だよ〜
そんな甘えた声初めて聞くけど」
にの「…パソコン買って」
雅紀「あ〜にのの相棒だもんな
でも…パソコンだけでいいの？
電源はないよ」
にの「大丈夫俺は電気人間だから…
どこに居てもパソコンは使えるんだよ」
雅紀「へぇ〜便利だな」
にの「ま〜くん
俺腹へったよ」
雅紀「ん…俺も…
とりあえず
何か食いに行こうか
これからの事は
それから考えよう…」
「俺がお前の1番最初の友達になるから…」
「俺と一緒に行こう…」
ま〜くん
俺はアンタが言ったこの二つの
魔法で
助けられたんだ
ホント…
ありがとうね
《雅紀とにのの出会いの物語》
〜fin〜
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作者名：まあ | 作成日時：2014年1月24日 22時
