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《雅紀とにの出会いの物語》
〜雅紀〜
雅紀「随分とデカイお屋敷だな…」
親方「おい雅紀
これあっちの庭に運んどけ」
雅紀「は〜い」
雅紀「スゲ〜な
庭もハンパない広さだな…」
庭師の手伝いをしていた俺は
アイツに出会った
雅紀「ん？どうしたんだ？
ボケットの中はちょっと狭いか？
でもお前を連れて来たのがバレちゃうと
叱られちゃうんだ
だから我慢な」
俺の友達のリスのチビが
ボケットが狭いと不満そう
仕事をしてたら…
とうとうチビが…
雅紀「あっ!!チビダメだってば!!」
逃げ出した
雅紀「ヤバい…探さなきゃ」
ん〜あの窓の空いてる部屋に入ったかも
雅紀「外から…登れそうだな」
近くの木を登って
窓の空いてる２階の部屋に…
雅紀「よっと♪到着〜」
暗い部屋…
誰か…居る…のかな…
雅紀「ん…暗くて良く見えないや
すいませ〜ん
あの…」
部屋の奥で
カタカタ…
何だろ？音がする…
音が
止まった
近づいてみると
パソコンの前に座る人影
若い男の子…
良く見ると俺と同じぐらいの
俺より少し小さい子
パソコンの前でじっと動かない
側に行って話しかけてみる
雅紀「すいません…
リス…見なかったですか？
この部屋に入ったみたいで」
あっ!!
チビがパソコンのキーボードの上に
雅紀「居た!!すいません
何か邪魔しちゃってますよね」
その子は黙って
カタカタ…
キーボードを打つ
ん？
パソコンの画面に文字が
『コイツ…お前のペットか？』
雅紀「ペットじゃないよ
友達なんだ」
カタカタ…
『リスと友達って…変なヤツ!!』
雅紀「変なヤツって…
いいじゃんだって友達なんだもん
ほっといてよ」
カタカタ…
『お前誰？不法侵入だぞ!!』
雅紀「あっ!!ごめん…
俺庭師の手伝いで…
リスが逃げ出したから探してたんだ」
カタカタ…
『ならさっさと出てけよ』
雅紀「うん…
ねぇ君何で喋んないの？
さっきから全部パソコンでさ」
カタカタ…
『俺は喋れないんだよ』
喋れない…って…
雅紀「どうして？病気なの？」
カタカタ…
『別に…病気じゃね〜よ
お前には関係ないだろ』
病気じゃないのに？
雅紀「俺が…治してあげようか？」
カタカタ…
『お前バカか？』
雅紀「バカって!!」
失礼な奴だな
俺なら…
治せると思うんだけどな
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作者名：まあ | 作成日時：2014年1月24日 22時
