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やっべ。NO side書くのちょー楽しい。
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NO side
「行くに決まってんだろうが」
女の中の女。イケメン真希がニッと笑って答えた。
考えてみてほしい。この少女、つい去年の12月まですみれを嫌っていた。それはもう好感度がマイナスになって限界突破するほどには。
だから、毎日彼女とは目も合わせないし、話さない。無視のオンパレードだ。
それが変わったのは去年の12月24日。みんなも知ってる
その日、真希は外道…ゴホン夏油に殺されかけた。だが、その怪我の処置をしパンダ、狗巻、真希の3人(2人と一匹)を安全圏へと連れて行ったのは他でもないすみれである。ついでに言うと、彼女が自分が傷つけられてクソ怒っていたのを真希は知っていた。
それもあって真希の中のすみれの好感度は鰻登り。ゼロ超えてプラスになった。
なので、そんなかなーりすみれのことが好きになってしまった真希にとって助けに行かないと言う選択肢はないのである。
「りょーかい。みんなもそれでいい?」
その五条の問いかけに対して頷く各自。先程五条が言っていた術式が効かない。呪術師としての切り札が使えないのは致命的。行くと死ぬ可能性もある。
だが、そんなこと関係ない。行くったら、行くのだ。
呪術師なんだ、死ぬ覚悟なんてとうの昔に出来ている。流石は呪術師。
「行くか」
「しゃけ」
「そうですね」
上から順に真希、狗巻、伏黒である。腕を捲った3人を見ながら、五条はストップをかけた。
「え、すぐには行かないよ?準備がいるでしょ」
「え??」
瞬間移動をする集団。目の前には1人の男がいた。目の前に突然、人が現れたのに驚いたその男は目をパチクリとさせていた。
そして、ダンッと床を1蹴り。ポンッ、とびっくり箱のように床が開いた。
「誰だ、お前ら」
カチャリ、と男が構えたのは猟銃。五条以外の全員が固まった。1人ヘラヘラしている五条が手を挙げた。
「山本愈史郎さんだよね?力を貸してもらいたいんだ」
「絵は売らん」
「力って言ったよね?僕??」
山本愈史郎、珠世を崇拝する鬼の少年だ。五条はすみれから最終決戦の情報をリークするとともに何かあればこの愈史郎を頼れ、と言われていたのだ。
それを覚えていた五条が愈史郎に会いにきた、というわけである。
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白い流星ーいずみんー(プロフ) - 初めまして〜。この小説は元々、落ちとか決めてなかったんで五条先生落ちになるのかはわかんないです…(完結のタグつけちゃった…)応援ありがとうございます (2021年5月26日 19時) (レス) id: 0e37fab493 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年5月26日 18時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
ノノ(プロフ) - 続き楽しみ (2021年5月16日 23時) (レス) id: cf6ccd0ff8 (このIDを非表示/違反報告)
白い流星ーいずみんー(プロフ) - コメントありがとうございます。頑張ります! (2021年5月16日 23時) (レス) id: 0e37fab493 (このIDを非表示/違反報告)
ノノ(プロフ) - 続き楽しみです!!!!!!! (2021年5月15日 10時) (レス) id: cf6ccd0ff8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白い流星ーいずみんー | 作成日時:2021年5月9日 9時