入学前にすること ページ8
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五条と会って数日たった。五条は呪術高専というところで教鞭を取っているらしい。つまり、教師だ。
『…………チャラそうなのに教師…』
「チャラそうってなに?まぁ、僕って
と、泣かれた。五条はなかなかにウザかった。話は戻るが、私はそこーーー呪術高専ーーーの一年生として転入するらしい。ちょうど私は中学3年生。高校は行くところは決まってあったが別に変わっても特段困ることはないので
しかし、そこに行くまでにすることがいくつかあるらしい。
その一つ目が、私の術式についてある程度知って自分の支配下に置くこと。
高専は学ぶ場所といってもある程度基礎ができた人が行くところなので基礎を入学するまでに終わらせないとならない。
「はーい、始めるよカナデ」
パンパン、と手を叩きながら私の目の前に立つのは身長がおそらく180よりはある五条だ。
「まず、君の術式について言うよ。と言っても僕も簡単なことしかわからないんだけどね。…君の術式は、相手の術式や呪いを全て無に返すものだ」
『無に返す?』
「そう。つまりは、無効化ってこと!」
『無効化』
相手の術式とかが効かないってこと?
「名付けるとしたらそうだなあ、
『
「うん」
『そのままなのね』
あ、五条が膝から崩れ落ちた。と思うと、すぐに立った。立ち直りが早いんだ。
「ま、まぁ、それは置いとこうか!正直に言って君の術式はすごい。相手の攻撃が効かないってことだからね。でも、その反対にデメリットも大きい」
『デメリット?』
「あぁ、そのデメリットとはズバリ、反転術式などを含めた味方の術式が効かないことだ」
『そう…………反転術式ってなに?』
「反転術式って言うのは簡単に言うと怪我を治療する術式さ。これを受けれないのは怪我をしたりした時に致命的だね」
つまり、私が怪我をしなかったらいいのよね。そう簡単に怪我しないようになんで出来るとは思ってないけれど努力すればきっと大丈夫。
「まあ、デメリットと言ってもそれくらいだね。メリットの方がもしかしたら大きいかも」
肩を含めて五条が言う。別にどっちが大きいとか興味ないから、言わなくていいのに。
『この術式を支配するにはどうするの?』
「それは今から説明するよ」
グッと親指を立てられた。
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白い流星ーいずみんー(プロフ) - 桜つゆりさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです(とても)! (2021年8月12日 21時) (レス) id: 0e37fab493 (このIDを非表示/違反報告)
桜つゆり - 泣きました。感動しました。今まで見てきたクロスオーバーの話の中で1番です。神作です! (2021年8月12日 21時) (レス) id: c5f5202b6b (このIDを非表示/違反報告)
白い流星ーいずみんー(プロフ) - ピコピコさん» 疑問系ですね…、教えてくれてありがとうごさいます! (2021年7月9日 19時) (レス) id: 0e37fab493 (このIDを非表示/違反報告)
白い流星ーいずみんー(プロフ) - わかさん» コメント、ありがとうございます!棘くんが普通に話してたら、毎日キュン死しそう…。これからも頑張ります! (2021年7月9日 19時) (レス) id: 0e37fab493 (このIDを非表示/違反報告)
ピコピコ - 失礼します!44話の「交流会」の話で棘先輩が「なんで過去形?」って言ってるんですけど、疑問形だと思うのですが、確認をよろしくお願いします!! (2021年7月9日 15時) (レス) id: 44294a6bf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白い流星ーいずみんー | 作成日時:2021年6月2日 20時