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「いのおちゃん…。俺、本気で いのおちゃんのこと、ひとりじめしたいんだよ?朝も、昼も、夜も、ずーっと」
となりで すやすや眠っている いのおちゃんの ほっぺたを撫でながら そうつぶやき、
ちゅ
「…おやすみ」
俺は、眠りについた。
――――
「う…ん」
瞳をあけると、
『おはよう、やまだ♡』
いのおちゃんが、うれしそうに 俺の顔を覗きこんでいた。
「おはよう、いのおちゃん」
あいもかわらず かわいくて、つるすべ♡の ほっぺたに 手を伸ばそうと、
ガシャ
「……え?」
伸ばそうとした右腕には 手錠が嵌められていて、
手錠から伸びている鎖の先を 辿っていくと、
鎖は コンクリートの壁に打ち込まれていた。
「いのお、ちゃん…?」
『これで、やまだは 俺のもの♡
『おはよう』から「おやすみ」まで、ぜーんぶ俺が、やまだの お世話するんだぁ♡』
「いのおちゃん…」
『ふふ、どうしたの?やまだ。泣いちゃうくらい うれしいの?』
「うん…、うれしいっ、すっごく うれしいよっ…。これで ずーっと、いのおちゃんのこと ひとりじめ出来るんだね…」
『うん♡俺は ずーっと、やまだのもの♡やまだも ずーっと、俺のものだよ♡』
あぁ…。やっぱり いのおちゃんは、かわいくて かっこいいや。
「ねぇ、いのおちゃん。クローゼットの奥の赤い箱にね、スクール水着と、ミニスカポリスと、ラムちゃんと、セーラームーンの衣装が入ってるんだ。毎日、ローテーションで着てくれる?」
『いいよ♡うさいのちゃん♡も、してあげるね♡』
「やった♡」
こうして、俺と いのおちゃんは
『おはよう』から「おやすみ」まで、
ふたり仲良く、しあわせに暮らしましたとさ♡
fin
「ねぇ、いのおちゃん。生まれ変わっても、俺と夫夫になってくれる?」
『うん。もちろん♡』
「俺が ライオンで、いのおちゃんが うさぎでも?」
『ライオンさんの やまだ、かっこよくて 美しいんだろうなぁ…♡そんな ライオンさんと番になれたら、俺、しあわせだよ♡』
「よかった♡俺も、ふわふわで かわいくて、あいらしい うさいのちゃん♡と番になれたら、うれしくてうれしくて、胸に抱きしめたまま 一生離さないよ♡」
『へへ。やったぁ♡
…ちょっと、本田さんの所 行ってくるね』
需要があれば♡
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作者名:本田 | 作成日時:2019年5月29日 21時