検索窓
今日:9 hit、昨日:15 hit、合計:172,993 hit

2 ページ50

.



「いのおちゃん…。俺、本気で いのおちゃんのこと、ひとりじめしたいんだよ?朝も、昼も、夜も、ずーっと」






となりで すやすや眠っている いのおちゃんの ほっぺたを撫でながら そうつぶやき、





ちゅ




「…おやすみ」





俺は、眠りについた。






――――





「う…ん」





瞳をあけると、





『おはよう、やまだ♡』





いのおちゃんが、うれしそうに 俺の顔を覗きこんでいた。





「おはよう、いのおちゃん」





あいもかわらず かわいくて、つるすべ♡の ほっぺたに 手を伸ばそうと、






ガシャ





「……え?」





伸ばそうとした右腕には 手錠が嵌められていて、




手錠から伸びている鎖の先を 辿っていくと、






鎖は コンクリートの壁に打ち込まれていた。






「いのお、ちゃん…?」




『これで、やまだは 俺のもの♡


『おはよう』から「おやすみ」まで、ぜーんぶ俺が、やまだの お世話するんだぁ♡』




「いのおちゃん…」



『ふふ、どうしたの?やまだ。泣いちゃうくらい うれしいの?』



「うん…、うれしいっ、すっごく うれしいよっ…。これで ずーっと、いのおちゃんのこと ひとりじめ出来るんだね…」




『うん♡俺は ずーっと、やまだのもの♡やまだも ずーっと、俺のものだよ♡』






あぁ…。やっぱり いのおちゃんは、かわいくて かっこいいや。






「ねぇ、いのおちゃん。クローゼットの奥の赤い箱にね、スクール水着と、ミニスカポリスと、ラムちゃんと、セーラームーンの衣装が入ってるんだ。毎日、ローテーションで着てくれる?」




『いいよ♡うさいのちゃん♡も、してあげるね♡』




「やった♡」







こうして、俺と いのおちゃんは





『おはよう』から「おやすみ」まで、





ふたり仲良く、しあわせに暮らしましたとさ♡







fin







「ねぇ、いのおちゃん。生まれ変わっても、俺と夫夫になってくれる?」



『うん。もちろん♡』



「俺が ライオンで、いのおちゃんが うさぎでも?」



『ライオンさんの やまだ、かっこよくて 美しいんだろうなぁ…♡そんな ライオンさんと番になれたら、俺、しあわせだよ♡』



「よかった♡俺も、ふわふわで かわいくて、あいらしい うさいのちゃん♡と番になれたら、うれしくてうれしくて、胸に抱きしめたまま 一生離さないよ♡」




『へへ。やったぁ♡






…ちょっと、本田さんの所 行ってくるね』







需要があれば♡

終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)


←すきすき



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (316 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
688人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:本田 | 作成日時:2019年5月29日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。