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くれくれ ページ41

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なぱなぱの続編です。






ym side






「ミーティングルームは 19時まで借りてますので、自由に使ってください」



「はい。わかりました」



「では、なにかありましたら 連絡ください。失礼します」



「『ありがとうございます』」





スタッフさんに 頭を下げ、





バタン





ドアが閉まったのを確認してから いのおちゃんを見ると、






いのおちゃんは、はずかしそうに もじもじしていた。







「ふふ。どうしたの?いのおちゃん(鼻血出る!鼻血出る!鼻血出る!)」




『あのね…ユニット曲のライブの演出、考えてきたの…』



「ほんと?」



『うん。やまだ、仕事で忙しいから、すこしでも役に立てたらって思ってぇ…』



「そっか、うれしいなぁ…(鼻血出た!鼻血出た!鼻血出た!)。ありがとね、いのおちゃん」





「ほら、おいで」と




ぽんぽん、と 太ももを叩けば、





いのおちゃんは うれしそうに 俺の膝の上に よじのぼり(今日は対 面座位じゃない。残念!)、





カバンの中から 紙を取り出した。






「紙に書いてきたの?」



『うんっ。えっとね、にぎやかだけど かわいくしたくってぇ、ステージに 着ぐるみの どうぶつ、いっぱいにするの』



「うんうん」



『でね、俺と やまだも どうぶつになるんだよ。やまだは、ライオンさん♡俺は、うさぎさん♡』






「………動物かぁ。かわいいね。



あれ?確か、ちねんと(クソ童顔小僧)ありおかも、動物が どうのこうのって言ってたような…」




『えぇ〜!?』



「そうだ、いのおちゃん。ここは思いきって、逆にしない?」



『ぎゃく?』



「そう。かわいい俺たちじゃなくて、ワイルドで ちょっと悪い俺たちにするの。たとえば、キャップ被って サングラスしたりさ…」



『サングラス…』



「たまには、かっこいい いのおちゃんも いいんじゃない?」



『かっこいい俺…』



「どうかな?」





『うんっ。いいかもっ』






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作者名:本田 | 作成日時:2019年5月29日 21時

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