第7話 ページ7
お昼も終わり、ゾロゾロと同期や先輩たちが戻ってくる。
3人しかいなかったオフィスは、あっという間にガヤガヤし始めた。
残業ルートに入ろうとしていた俺は書類を片手にパソコンとにらめっこ。
うちの会社は定時になると音楽が流れるシステムのようで、その音楽が流れ始めると一斉に帰り支度をする。
「あれ、菊池残業ルートきちゃった？」
菊池「そうなんすよ。手伝っていきます？」
「悪いけど、今日は娘の誕生日なのよ」
隣のデスクの同僚はじゃ！と手を振って出ていった。
中島「アイツ子供いたんだぁ！」
そう言いながらひょこっと顔を出す中島。
菊池「歳、大して変わんねぇのにな…」
中島「俺らくらいになるとみんな結婚だもんねぇ…とりあえず終わった」
菊池「お、あざっす」
中島「はい！じゃあ次は菊池の奢りね！」
と、書類を手渡されると、しっぽを振りながら中島はいった。まぁ、しっぽは見えないんだけど。
『こちらも終わりましたよ』
そう言いながら、望月さんが俺に手渡す。
頼んでたんだっけ。というかホントに細ぇな。
中島「あっそうだ！次の金曜日飲み行くんだけど、望月さんもおいでよ！！菊池の奢りだから！」
菊池「っば…！！」
何を言い出すんだこいつ。
出会って早々誘うかよ？
中島「菊池ぃ、ダメ？」
はい出た。出ましたよ。お決まりのやつ。
仔犬みたいな顔ね。想像つくでしょ？
分かってるんですよ。この人は。奴は。
菊池「だめじゃないけど…」
って俺が言うことを。
中島「望月さんは？どう？」
『お誘い嬉しいですけど…お邪魔じゃないですか？』
望月さんは少し困った顔をして俺と中島を交互に見た。
は〜！望月さんも仔犬みたいな顔を使うの。使っちゃうの。
中島「邪魔なわけないよね！？菊池！」
菊池「お、おう」
『じゃあ、お言葉に甘えて…』
調子狂うわ…
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F(プロフ) - ★さん» コメントありがとうございます！確認致しました！ご指摘ありがとうございます！ (2019年10月19日 22時) (
レス) id: 75839fff24 (このIDを非表示/違反報告)
★ - 5話【まさかこんな所で再開〜！】→再会、 10話【すぐ治します】→直します だと思います。 (2019年10月14日 19時) (レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - いゆの天ぷらさん» なんのやばいですかなんのやばいですかなんのやばいですか！！ (2019年9月29日 18時) (レス) id: 75839fff24 (このIDを非表示/違反報告)
いゆの天ぷら - やばい...やばい...やばい(語彙力) (2019年9月23日 19時) (レス) id: 63bf2faeef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：F | 作成日時：2019年9月16日 20時
