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第44話 ページ44

その夜は、しっかり同じベッドで寝た。


スーツも何もかも家に置いてきたから、少し早めに起きた。


あ、寝ただけだから。
手は出してないから。
付き合ってすぐにそんなヤラシイことしないから。
俺、紳士だから。


俺の腕枕で、可愛い顔して寝てるAを確認して、本当に付き合えたんだと実感する。


起こさないようにゆっくり起きて、布団を出る。


『ふま…?』


背後から聞こえた可愛い声。
起こしちゃったな…
静かに振り返ると、寝ぼけ眼を擦りながら俺を見るA。


菊池「ごめん、起こした?」


『んーん』


あぁあ!可愛い!
何この可愛い生き物!
寝癖で前髪が、少し跳ねちゃってるの!


ちっちゃくて可愛くて、食べちゃいたい!
キモイとか言うな。


菊池「おはよ」


『んふふ、おはよ』


頭を撫でると幸せそうに笑うAが可愛くて、ぎゅっと抱きしめる。


菊池「スーツとか持ってきてないから一旦帰るよ?また会社でな?」


『…やだ。一緒に行く』


菊池「へ?」


『…会社まで、一緒がいいです』


思ってもいなかった回答に変な声が出た。
Aはぷっと頬をふくらませて口を尖らせた。
その口にチュッと触れるだけのキスをして頭を撫でる。


菊池「じゃあ、すぐに用意してまた迎えに来るから用意して待ってて」


『うん!』


そう言うとぱあっと顔を晴らして頷いた。
あぁ、朝から可愛い。


スッピンの幼い顔はあの頃の面影を感じた。
仕事中は見れないちょっと子供っぽいA。


可愛いんだあ。


Aの家を出て、自分の家まで走る。
幸せすぎて、ほぼスキップ。


軽くシャワーを浴びてスーツを着てすぐに家を出る。


めちゃくちゃ時間に余裕あるけど、少しずつ小走りになる。
だって、早く会いたいじゃん?


彼女がいるってこんな幸せだったっけ?
相手がAだから?


Aの家の玄関を開けようとしたら、ドアが開いた。


菊池「びびった…」


A『ふふ、階段上がる音聞こえたから』


数十分前の幼いAじゃなく、しっかりメイクもヘアアレンジもして仕事モードのA。


このAも可愛いんだあ。

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F(プロフ) - ★さん» コメントありがとうございます!確認致しました!ご指摘ありがとうございます! (2019年10月19日 22時) (レス) id: 75839fff24 (このIDを非表示/違反報告)
- 5話【まさかこんな所で再開〜!】→再会、 10話【すぐ治します】→直します だと思います。 (2019年10月14日 19時) (レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - いゆの天ぷらさん» なんのやばいですかなんのやばいですかなんのやばいですか!! (2019年9月29日 18時) (レス) id: 75839fff24 (このIDを非表示/違反報告)
いゆの天ぷら - やばい...やばい...やばい(語彙力) (2019年9月23日 19時) (レス) id: 63bf2faeef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:F | 作成日時:2019年9月16日 20時

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