検索窓
今日:17 hit、昨日:5 hit、合計:58,497 hit

第17話 ページ17

早朝、俺を起こすためにピーピー鳴くアラームを止めて起きる。


まぁ、設定してるの俺なんだけど。


やっと金曜日だなぁ。


とか


今日の望月さんも可愛いんだろうなぁ。


とか


今日の夜楽しみだなあ。


とか、脳みそで1人会議しながら朝の支度を済ませる。


今日は望月さんと夜飲みに行くから違う香水付けてみようかな。


菊池「この匂い嫌いとか言われねぇかな…」


いつもより少ししっかりセットした髪に、いつもより少し違う香水に…って


デート前の女子か俺!


ただ居酒屋に行くだけだってのに朝からこんなに気合い入れる必要ないよな…


どうせ夜には髪の毛もクタクタになってるんだから…


そんなことを考えながら気づけば駅。


『あれ、菊池さん?今日は早いですね?』


菊池「あ…」


まさかここで会うと思ってなかった。


いやむしろ髪の毛もネクタイもクタクタになる前でよかったんじゃ…?


『欠伸もしてないですね』


ちょっとバカにするように望月さんは言った。


目が合ってへへへと笑う。


可愛いなあ。


中島「あっ!菊池!!」


望月さんの後ろから走ってきた中島。


『あっ中島さん!』


中島「あっ望月さん!おはよう」


2人して手を振りあっちゃって、なんだこのふわふわした空間。


別に羨ましいとかそういうんじゃないよ。断じて違う。


中島「菊池珍しくない?いつも1本後じゃん」


菊池「たまたま目覚めたから」


そう言いながら中島と目が合うと、ふーんと何かを察したような、見透かしたような顔で俺を見た。


きっと、中島もそう。
普段、出社するまで付けていないかゆるゆるに付けているネクタイを、今日はしっかり付けてきている。


その姿を見て、改めて思うわけだよ。


女子か!そんなあからさまな気合いの入れ方!


中島と目が合ってお互い気合いが入ってることに気づいて、中島は腰の辺りで親指をグッと立てた。


なんの合図なのかは分からないけど、おそらく、「今日お前キマッてんな!」って感じだと思う。たぶんね。たぶん。

第18話→←第16話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (82 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
442人がお気に入り
設定タグ:SexyZone , 菊池風磨
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

F(プロフ) - ★さん» コメントありがとうございます!確認致しました!ご指摘ありがとうございます! (2019年10月19日 22時) (レス) id: 75839fff24 (このIDを非表示/違反報告)
- 5話【まさかこんな所で再開〜!】→再会、 10話【すぐ治します】→直します だと思います。 (2019年10月14日 19時) (レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - いゆの天ぷらさん» なんのやばいですかなんのやばいですかなんのやばいですか!! (2019年9月29日 18時) (レス) id: 75839fff24 (このIDを非表示/違反報告)
いゆの天ぷら - やばい...やばい...やばい(語彙力) (2019年9月23日 19時) (レス) id: 63bf2faeef (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:F | 作成日時:2019年9月16日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。