ぎゅってして。Fuma.K

第12話 ページ12

今日もギリギリで残業ルート回避成功した俺。


さすが俺。


やっぱできるわ〜。なんてね。


そんでもって、いつものように着いてくる中島と中島に誘われた望月さんね。


中島「望月さんはいくつなの？」


『21です』


中島「若！それなのにあんなに仕事できるなんてすごい！」


『そんなことないですよ』


望月さんは照れたようにへへへと笑った。


21ってことは俺の3つ下なわけね…


あれ、Aも3つ下だったよな…


うわ！増えてく共通点！


中島「あの、望月さん…」


『なんでしょう？』


中島「連絡先教えて欲しいんだけど、ダメかな？」


『全然いいですよ！』


2人が仲良くなっていく中、俺は中々輪に入れないでいた。


『あ、それじゃ、私はここで！お疲れ様です』


中島「お疲れ様〜！」


菊池「お疲れ」


俺も聞けばよかったなあ…


なんか本当にカッコ悪い。


中島「へへへっ連絡先ゲット〜」


菊池「ご機嫌だな」


中島「菊池も聞けばよかったのに！でも、菊池も気になるなら俺らライバルになっちゃうわけだね」


まぁ、そうなんだけど。


勝てる気しねーよ…


菊池「すげぇ気になってるわけじゃないし」


嘘。


本当はめちゃくちゃ気になってる。


色んな意味でね。


中島「ふーん。でも俺負けないからね」


菊池「そうかよ」


中島「は〜明日も楽しみだなぁ〜」


俺も中島みたいになれたら良かったかな…


「おはよ！今日も可愛いね！夜暇？」とか言っちゃって…


いや、それは俺らしくないじゃん…


あー。クソ。


わかんねぇ。


俺、どうしたいんだ…

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