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第2話 ページ2

カーテンの隙間から覗く太陽の光で目が覚める。


飲んだくれてそのまま寝てしまったらしい。


目の前に広がるのは食べ散らかしたお菓子と、空になった缶たち。


菊池「今何時だよ…」


スマホを開くと8時前。
それと、1件の電話。母親からだった。


菊池「…もしもし?電話入ってたけど」


「ねえ!小さい頃仲良くしてたAちゃん覚えてる?」


菊池「え?…あぁ…」


「結婚の約束してたじゃない!いつも風磨にぎゅってしてって言ってた子!」


菊池「あー。思い出した。結婚なんてガキの口約束じゃん…」


望月 A。
彼女が小学5年生あたりまで仲良くしてたかな。
家が隣で俺の3つ下。
ちっこい体で、常に俺の背中に貼りついてるような子。


何かある度に「ぎゅってして」って言ってたかな。


「こっちに帰ってきたんだって!」


菊池「へー…」


彼女は6年生に上がる前に親の都合で引越して行った。


それっきり会うことは無かったわけだけど。
親同士仲が良かったから、連絡はとっていたんだろう。


「まあ、それだけなんだけど!飲みすぎんじゃないわよ〜それじゃあね」


菊池「わかってるよ、またね」


電話を切り終わると、小さい頃のアルバムを探す。


俺とAが写った写真。
抜けたての前歯を見せてアホみたいな顔して笑うA。


元々可愛らしい顔をしていたけど、あれから10年以上経ってるわけだし、それなりに綺麗になったんだろうな。


菊池「会うわけじゃねぇけど…」


アルバムを棚に戻して、散らかっていたゴミを片付ける。


俺、こう見えて綺麗好きなのよ。


意外?そうでもない?


菊池「はい。綺麗〜」


片付けが終わると、待ってました!と言わんばかりにスマホが鳴る。


菊池「中島か…」


中島「もしもし菊池?今日暇してない?飲み行こうよ」


菊池「まあ、いいけど」


中島「じゃあ17時頃駅前で!」


中島はそう言い捨てて電話を切った。


菊池「急な奴だな…」

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F(プロフ) - ★さん» コメントありがとうございます!確認致しました!ご指摘ありがとうございます! (2019年10月19日 22時) (レス) id: 75839fff24 (このIDを非表示/違反報告)
- 5話【まさかこんな所で再開〜!】→再会、 10話【すぐ治します】→直します だと思います。 (2019年10月14日 19時) (レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - いゆの天ぷらさん» なんのやばいですかなんのやばいですかなんのやばいですか!! (2019年9月29日 18時) (レス) id: 75839fff24 (このIDを非表示/違反報告)
いゆの天ぷら - やばい...やばい...やばい(語彙力) (2019年9月23日 19時) (レス) id: 63bf2faeef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:F | 作成日時:2019年9月16日 20時

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