第56話 ページ10
その後も健人くんはいつも通り接してくれて、私もいつも通り接することが出来た。
一緒にお昼を作ってくれたり、お茶を飲んだり、まとめると優雅というか。
のんびりした休み。
風磨といた時は家具の組み立てもあったせいでバタバタしていたけど、健人くんはのんびりしていて。
私がみんなが載っている雑誌を読んでいるあいだ、隣で眼鏡をかけて本を読む健人くん。
なにをしても様になるなと見てしまう。
中島「さっきからずっと見てるね？」
『あ、何してもかっこいいなって…』
中島「ははっありがとう。姫も何しても可愛いよ」
そう言いながら優しく笑う健人くん。
ああ、こうやって女の子は落ちていくのかななんて思ってしまった。
ゆっくりと時間はすぎていく。
2人でのんびり過ごす時間はとても落ち着いた。
大人の落ち着きというか、なんというか、安心する。
眠くなっちゃうなぁ…
中島「眠いの？」
『んー、健人くん落ち着くから眠くなっちゃう…』
中島「ふふっ少し寝る？」
『いいの？』
中島「いいよ？」
そう言って健人くんは座り直して膝の上を叩く。
膝枕してくれるってことだよね？
『なんか恥ずかしいよ…』
中島「たまにはいいでしょ？」
『ご飯前には起こしてね？』
中島「わかったよ。おやすみ」
私はゆっくり膝の上に頭を乗せる。
すると近くにあったブランケットを掛けて頭を撫でてくれる健人くん。
どこまでも優しい人だ。
それから数時間経って目が覚めた私。
『ん…』
中島「あ、起きた？」
『ん、起きた…』
中島「ココア作ってあげようか？」
『ん、つくって…』
ゆっくり起き上がると、健人くんは私の頭を撫でて、キッチンへ向かう。
みんなはまだ帰ってきていないみたいだった。
中島「どうぞ」
『ん、ありがと…』
中島「まーだ寝ぼけてるの？」
ハハハと笑って健人くんはココアの入ったカップを私に渡す。
『…あちっ』
中島「姫も猫舌なの〜？一緒〜」
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F(プロフ) - 花さん» ありがとうございます！話の流れ的に風磨くんオチっぽいですよね笑 (2019年4月21日 1時) (
レス) id: 75839fff24 (このIDを非表示/違反報告)
花 - 風磨くんオチでお願いします！！ (2019年4月20日 17時) (レス) id: 272b5df9aa (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - KENTO LOVE！さん» 健人くんオチも多くて迷ってます笑ありがとうございます！ (2019年4月19日 1時) (レス) id: 75839fff24 (このIDを非表示/違反報告)
KENTO LOVE！ - 更新待ってます！オチは、健人君がいいです！！ (2019年4月18日 22時) (レス) id: 367f723e61 (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - りんごさん» 風磨くんオチ結構多いですね！ありがとうございます！嬉しいです！ (2019年4月14日 13時) (レス) id: 75839fff24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：F | 作成日時：2018年10月1日 0時
