第71話 ページ25
こんなにスマートフォンが静かなのはいつぶりだろう。
連絡先を貰ってから、ことある事にうるさいくらいに連絡を貰っていたのに。
『風磨が、私を、好き？』
きっと気のせい。
私がみんなのことを好きなのときっと同じ。
マリウスくんなんて、いつも私に好きと言ってくれる。
それと同じ。
みんなが出ていってからどれくらい経ったのかな…
なんでこういう時にアルバイトが休みなんだろう。
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風磨の好きはなんの好きだろう。
あれ、健人くんからも好きって言われたことあったなあ。
あれ、みんなが帰ってきたらどんな顔をして会えばいいんだろう。
考えても仕方なかった。
答えなんて出るわけがなかった。
今の今まで、漫画やドラマのように�猖楜い領��瓩覆鵑討靴燭海箸�なかった。
それに、風磨が恋としての好きかどうかなんて分からないんだ。
これが思い込みだったら、恥ずかしい…
私は片付いていないお皿たちを洗い始める。
動いていればきっと気にしなくて済む
そう思った。
普段あまり聴かない洋楽を流してみたりなんかして、鼻歌なんか歌っちゃったりして。
今だけでも忘れよう。
松島「ただいま！」
大きなその声に私は驚いてお皿を落としてしまった。
ガシャンと大きな音を立てて落として行ったお皿。
その音と共にかけてくる足音。
松島「大丈夫？！」
中島「すごい音したけど！？」
マリ「あっお皿！！」
佐藤「怪我してない？俺片付けるから触らないで！」
焦ったような顔をしてみんなが私を見る。
その横で冷静な顔をした風磨。
私はめをそらすしかなかった。
『あっ拾う！』
佐藤「あっ！ダメだよ！怪我しちゃう！」
勝利くんが言い終わる前に私は割れたお皿を拾い始める。
焦って拾ったからかピリッと痛む指。
菊池「ほら。貸して」
そう言うと私の手を取りソファまで引いていく。
座らせると救急箱を取り出した風磨。
菊池「お皿なんて持ってなにしようとしてたの？」
朝のことがなかったかのように淡々と話す風磨。
消毒をして絆創膏を貼る。
『え、あ、ご飯の用意…聡くんがすぐ作れるように…』
目を合わせることなんか出来ない。
喋ることで精一杯だった。
松島「えっそうだったの！？わぁ〜ごめんねごめんね、でもすごい嬉しいよ！ありがとう！」
そう言いながら私の元へかけてくる聡くんと目が合う。
ニッコリ笑って絆創膏がついた私の手をきゅっと握った。
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F(プロフ) - 花さん» ありがとうございます！話の流れ的に風磨くんオチっぽいですよね笑 (2019年4月21日 1時) (
レス) id: 75839fff24 (このIDを非表示/違反報告)
花 - 風磨くんオチでお願いします！！ (2019年4月20日 17時) (レス) id: 272b5df9aa (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - KENTO LOVE！さん» 健人くんオチも多くて迷ってます笑ありがとうございます！ (2019年4月19日 1時) (レス) id: 75839fff24 (このIDを非表示/違反報告)
KENTO LOVE！ - 更新待ってます！オチは、健人君がいいです！！ (2019年4月18日 22時) (レス) id: 367f723e61 (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - りんごさん» 風磨くんオチ結構多いですね！ありがとうございます！嬉しいです！ (2019年4月14日 13時) (レス) id: 75839fff24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：F | 作成日時：2018年10月1日 0時
