第63話 ページ17
それから数ヶ月が過ぎた。
彼らとの生活も慣れて、彼らについても詳しくなってきた。
何が嫌いで何が好きかだったり、つい最近になってみんなの誕生日を知った。
風磨と私の誕生日が１日違いだったことで、風磨と健人くんはプチ喧嘩をしたくらい。
私はニートになるわけにはいかないと、近くのパン屋さんでアルバイトも始めた。
たまに、みんなが買いに来てくれて、なんとか1人立ちまでした。
「今日はもうあがっていいわよ」
『ありがとうございます！お疲れ様でした』
挨拶を済ませて店を出ると、店の前のテラスに座る眼鏡をかけた男の人。
『風磨…？』
菊池「おつかれさま」
『今日は風磨なんだね？』
菊池「ついさっき終わったから。俺ってやさしーでしょ」
『はいはい、ありがとう』
こうやって毎日のように誰かしらが迎えに来てくれる。
健人くん曰く、女の子が1人で出歩くのは危ないとかなんとか…。
もう子供じゃないんだけどな…なんて思っても、なんだかんだこのお迎えが嬉しい私。
風磨と健人くんの時は車で。
ほか3人の時は歩いて帰っている。
たまに途中で2人の車に乗っけてもらうんだけど…
と、いうわけで、風磨の車の助手席に当たり前のように乗り込む。
オシャレな洋楽がまた似合うこと…。
菊池「あ、帰る前に買い物行っていい？」
『うん？どうぞ？』
風磨が来たのは近くにあるアウトレット。
日も沈んできた頃だからか人もまばら。
『何買うの？』
菊池「まっしまがもうすぐ誕生日だからさ」
表では意地悪言ってみたり、とことんいじったりするけれど、実はメンバー思いなんだよね。
『私も買う！』
それから私たちはいろんな店を見て回った。
風磨はオシャレなネックレス。
私は可愛らしいトートバッグ。
家に帰るとご飯はもうできていた。
松島「あ、ちょうど良かった！ちょうどご飯できたとこ！」
そう言うと、みんなゾロゾロとリビングに集まる。
その日もその日の仕事の話だったり、みんなの面白かった話を聞いた。
そして順番にお風呂に入り、ゲームをする。
みんなのシャンプーを借り回った私は未だにみんなのシャンプーを借りている。
私はこんな日常が楽しくて仕方なかった。
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F(プロフ) - 花さん» ありがとうございます！話の流れ的に風磨くんオチっぽいですよね笑 (2019年4月21日 1時) (
レス) id: 75839fff24 (このIDを非表示/違反報告)
花 - 風磨くんオチでお願いします！！ (2019年4月20日 17時) (レス) id: 272b5df9aa (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - KENTO LOVE！さん» 健人くんオチも多くて迷ってます笑ありがとうございます！ (2019年4月19日 1時) (レス) id: 75839fff24 (このIDを非表示/違反報告)
KENTO LOVE！ - 更新待ってます！オチは、健人君がいいです！！ (2019年4月18日 22時) (レス) id: 367f723e61 (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - りんごさん» 風磨くんオチ結構多いですね！ありがとうございます！嬉しいです！ (2019年4月14日 13時) (レス) id: 75839fff24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：F | 作成日時：2018年10月1日 0時
