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ノックをしても返事は無い。


ゆっくりドアを開けてみると、壁向きに横になってるウォヌがいた。




『起きてる?』




相変わらず返事は無い。


布団をかけて部屋を出ようとしたら、手首を掴まれた。




『…起きてるじゃん』


WN「…ごめん」


『いや怒ってないよ』


WN「そうじゃなくて」





横になったまま、私の方を見ようとしないけど手は離そうとしない。





『助けてくれてありがとう』


WN「俺何も…」


『あの時ウォヌが電話に出てくれなかったらどうなってたかなって思うの』


WN「…」


『走って来てくれたでしょ?あんなに怖いウォヌは初めて会った時以来だけど…すごく心強かった』


WN「でも守れなかった、あの時守れる人は俺だけだったのに」


『あれは私が自分でやったことだから』





ウォヌはやっと顔を上げて目が合った。



『本当にありがとう』



少し目が潤んでることには気づかないふりをしてあげる。






WN「もう寝るの?」


『ううん、やらなきゃいけないことがあって』








そう、私はもう一人声をかけないといけない人がいる。




ノックをすると、待ってたかのようにすぐドアが開いた。









『少し話してもいい?ジョンハナ』











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ちー(プロフ) - ういさん» コメントありがとうございます。少しずつ投稿し始めたのでまた見ていただけたら嬉しいです。 (5月7日 0時) (レス) id: b1330039d6 (このIDを非表示/違反報告)
うい(プロフ) - どんな展開が待っているのか楽しみながら読んでます!続編も楽しみにしてます! (4月16日 21時) (レス) @page50 id: b4144fdbab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちー | 作成日時:2023年12月9日 22時

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