41 ページ41
.
あれから数週間が経った。
今日は珍しくメンバー全員で代表に呼び出された。
代表「みんなに話しておくことがある。例のキムヒョヌのことだ」
空気がピリつくのがわかった。
代表「盗撮・盗聴で逮捕されたわけだけど、初犯だったということと本人が自分の罪を認めて反省の姿勢が見られるという点から罰金刑になったそうだ」
SG「え…それって」
JS「刑務所に入らないで罰金だけってことですよね」
代表「…そういうことだ。ただし、接近禁止命令が出された」
DN「それだけですか…?」
代表「弁護士に掛け合ってみたが、これが限界だそうだ」
SC「納得できないです」
JH「そんな命令だけ出ても…!」
『私は!…私は大丈夫です』
JH「またそうやって…」
『大丈夫、ジョンハン。これは嘘じゃないよ。
分かっていれば気をつけられることもいっぱいあるし、今はみんなが居てくれてるから怖いこともひとりじゃないって思えるの』
代表「警備は今以上に増員しておく。でも少しでも怪しいこと、変なことがあれば迷わず警察に通報するように」
代表が部屋を出てからも空気は少し重いままだった。
MG「あ、いい事思いついた」
HS「なに?」
MG「何かあったらすぐ分かるようにみんなで位置情報を共有しておくとか?」
『それはプライバシーが無さすぎるんじゃ…』
VN「外に出る時は一人の時間を作らないとか」
SG「お!それいいんじゃない?メンバーじゃなくてもマネージャーとか社員さんとか誰かが居れば近づいてくることはないでしょ?」
『でもそれだともしみんなに何かあったら…』
WZ「こんな時も人の心配なの?」
MH「こう見えて結構力あるんだよ?」
DN「毎日無駄に鍛えてるだけじゃないからね!」
『…ありがとうみんな。本当にありがとう』
SC「うちの大事なメンバーなんだから当たり前でしょ」
JN「お〜さすがウリリーダー」
少し照れたスンチョルを見てみんなで笑う。
ああ、この時間がずっと続けばいいのにな。
.
951人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちー(プロフ) - ういさん» コメントありがとうございます。少しずつ投稿し始めたのでまた見ていただけたら嬉しいです。 (5月7日 0時) (レス) id: b1330039d6 (このIDを非表示/違反報告)
うい(プロフ) - どんな展開が待っているのか楽しみながら読んでます!続編も楽しみにしてます! (4月16日 21時) (レス) @page50 id: b4144fdbab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちー | 作成日時:2023年12月9日 22時