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出番になるまで私は舞台袖にいる。
みんなを送り出したあと13人の背中を見て、いつもはあんな子供みたいなのに今日はすごく大きく頼もしく見える。
場内が暗くなって、照明が当たる。
湧き上がる歓声。
はあ…また緊張してきた。
なんとなくポケットを触ってみると、なにか入ってる。
たった数ヶ月だけど、字を見れば大体誰が書いたのかわかる。
この可愛い字はクォンスニョン。
いつの間に入れたんだろう。
…そういえば着替える前に、私の衣装チェックとか言って何かしてたな。
これはお守りだ。私はそっとまたポケットにしまう。
トークも終わり、いよいよイベントも終盤。
ｽﾀｯﾌ「Aさんスタンバイお願いしまーす！」
私は定位置に立つ。
この後最後の曲で私も一緒にパフォーマンスして、その後に挨拶をする予定。
…大丈夫。できる。
そして幕が開くと、眩しい照明が目に入る。
メンバーはもう曲のスタートポジションに立ってる。
会場がザワついてるのがステージからでもわかる。
堂々と歩け、自分。
そのまま真っ直ぐ歩き、メンバーの元へ合流。
定位置につくと、横にいたスニョンと目が合う。
そして、何も言わず頷いてくれる。
イヤモニからカウント音が聴こえる。
楽しもう。大好きなダンスを、大好きな歌を。
一瞬照明が消え、イントロが流れる。
私の初ステージが始まった。
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ちー(プロフ) - ういさん» コメントありがとうございます。少しずつ投稿し始めたのでまた見ていただけたら嬉しいです。 (5月7日 0時) (
レス) id: b1330039d6 (このIDを非表示/違反報告)
うい(プロフ) - どんな展開が待っているのか楽しみながら読んでます！続編も楽しみにしてます！ (4月16日 21時) (レス) @page50 id: b4144fdbab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちー | 作成日時：2023年12月9日 22時
