１１【JH】 ページ11
- ＪＨ -
部屋に戻ってきてからも俺は理解できなかった。
俺たちずっと頑張ってきたのに。
なんで急に新メンバー？しかも女？
俺たちだけじゃだめなのか？
確かに練習室に入ってきた時は、正直認めたくないけど綺麗なやつだと思った。
俺たちを見る目が真っ直ぐで、どこか儚い。
でも男と女じゃ体力も違う。
俺らのグループのダンスは簡単なものじゃない。
クプスも言ってた。練習に参加してダメだと思ったらすぐに出て行ってもらおう。
そんな俺の考えはすぐに打ち砕かれた。
次の日。
練習は8時からだけど、あんまり眠れなかった俺は7時に練習室に向かう。
ドアを開けようとして中から音がしてることに気づく。
隙間から覗くと、あいつが一人で汗を流して踊っていた。
「…何時から踊ってんだよ」
汗の量からして数分前っていう感じじゃない。
俺が静かに部屋に入ることにも気づかないで、それから30分間休まず踊り続けた。
初めてみたあいつのダンス。
ホシが納得する意味がわかった。
体幹はしっかりしてるのに、手の先まで気を抜かずに全身を使って踊ってる。
俺は練習室の端で静かに見ていた。
DK「お、ヌナ！早いね！何時からいるの？」
『あー…30分前くらいかな』
DK「俺が一番乗りかと思ったのに〜。うわっ！！！」
ドギョミが俺に気づいて軽く飛び跳ねる。
DK「ヒョン！びっくりした…いるなら言ってよ！」
驚いてるのやつがもう一人。
『…あの、いつから？』
「ついさっき」
『そっか、びっくりした…』
何が30分前から？
俺が7時に来た時には汗だくだったくせに。
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ちー(プロフ) - ういさん» コメントありがとうございます。少しずつ投稿し始めたのでまた見ていただけたら嬉しいです。 (5月7日 0時) (
レス) id: b1330039d6 (このIDを非表示/違反報告)
うい(プロフ) - どんな展開が待っているのか楽しみながら読んでます！続編も楽しみにしてます！ (4月16日 21時) (レス) @page50 id: b4144fdbab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちー | 作成日時：2023年12月9日 22時
