探偵学園Q~スペシャル~

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先「えー、明日から夏休みだが、中学生最後の夏で気を抜きすぎることなく、
2学期に向けて勉強するんだぞ！」

全「はーい。」
キーンコーンカーンコーン

話が終わると同時にチャイムが鳴った。

すべての生徒が教室から出て行く中、一人の男の子が残っていた。

すると、男の子はカバンから一枚の紙を取り出した。

そのプリントを先生が座った席に置いた。そして、黒板の前に立った。

キ「問題です、先生。」

キュウの日課。それは、放課後先生に問題を出すこと。

その問題というのは…。

先「福島、千葉、兵庫、長崎いずれかの県庁を爆破する。今度は本物だ。
ってお、おい、ば、爆破って……。」

先生は問題文を読むなり、パニックになった。

キ「問題ですよ、問題。」

先「あぁ、いつものか。わるいわるい。」

キ「じゃあ、行きますよ？」

先「おう。」

キ「題して、県庁爆破予告事件！」

先「ほうほう。」

キ「では、犯人の狙っている県を当ててください。」

先「分かったよ。」

キ「犯人は、過去に3つの県におもちゃの爆発物を送って、
世間を騒がせています。その県は、岩手、島根、愛知。
あぁ、メモしといた方がいいんじゃないですか？」

先「先に、言ってくれよ。」

キ「気をつけます。とにかく、この3つの県の共通点を見つければ
犯人の狙ってる県が簡単に分かります。」

先「簡単に分かるの？ほんとかぁ？」

先生は自分なりの推理を始めた。と、思えば窓辺で体操を始めた。

キ「先生？分かりましたか？」

先「あぁ、待ってくれ。悩んだ時は、体操だ。」

とかなんとか言って流れで、キュウも体操をした。

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