＿＿50 ページ50
THside
目の前にいるAちゃんが
寝坊した、と友達に言うぐらいのトーンで
殺した、と言った
仲良くなれたな、なんて思っていたら、いきなり突き放された
この子は俺を失望させる天才かもしれない
でも、今の俺はそうは思わない
以前の俺ならここで折れてた
もう、この子たちはダメだって諦めてたかもしれない
だけど、今は助けたいという気持ちが強くなるばかり
だって、Aちゃんの本当の想いを知ってるから
Aちゃんが何を見て、何を感じて、どうなりたいのか知ってるから
全部を理解できたわけじゃないし、グク君の方がAちゃんのこと全然知ってる
だけど、俺にだって自信はある
ホソギヒョンがたくさん誉めてくれたんだ
テヒョンは本当にあの二人を変えられるって
何度も何度も言ってくれた
だから俺、絶対二人を変えてあげる
JK「ヌナ、俺、寝たい。ヌナも寝よう」
いきなりグク君が口を開いた
Aちゃんが発した、殺した、の一言で変わったこの部屋の雰囲気を察したからなのか
ただ、単に本当に眠いだけなのか
グク君のことだから、何を考えてるのか掴めない
「うん」
Aちゃんはあくびをしながらベッドに横になった
五分たらずで、すーすーと寝息が聞こえてきた
もう寝たんだ、帰ろう
そう思い立ち上がり、Aちゃんの顔を見た
あれ？まだ起きてる
グク君を見ると熟睡中
寝息をかいてたのはグク君か……
TH「寝れない？」
俺がそう聞くとAちゃんは一瞬、俺を見て、すぐに天井に視線を戻した
「まだいたんだ」
TH「え、なにそれ、喜んでる？」
「あんたってポジティブだよね」
TH「よく言われるー」
「人生楽しいでしょ」
TH「うん、まーね」
「……寝れない」
TH「どうしてほしいの？」
「いじわる」
TH「ﾆﾋﾋッ だってほんとにわかんないもーん」
「じゃあもういいよ。出てって」
TH「あれ？怒っちゃった？」
「別に」
TH「あー、もうAちゃんが素直にここにいてって言えばいいのに」
「そんなこと思ってないし」
TH「ふーん、じゃ帰るね」
「え」
TH「ん？」
「はぁ……めんどくさ…
まだ、ここにいれば？」
TH「ﾆﾋﾋッ よく言えました！」
「黙れ」
Aちゃん
君の口癖は、私は手遅れ、だよね？
でも、本当に手遅れなのは俺の方だよ
だってこんなにも君に依存しているのだから
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1071人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナウル(プロフ) - ﾋｮﾅさん» すみません。コメント、今、気づきました。貴重なご意見ありがとうございます。知識不足だったことをお詫びします。申し訳ありませんでした。 (2016年10月16日 23時) (
レス) id: 313daec011 (このIDを非表示/違反報告)
ﾋｮﾅ(プロフ) - 本当にサイコパスなら『うざ い』という考えすらないと思います。常人には理解出来ない考えをするのがサイコパスなんですから。文句をつけたい訳ではないんです。感情のないサイコパスを題材にするのならもっと構想をしっかり練って良いものにして欲しいです。 (2016年8月15日 11時) (レス) id: 3df776763f (このIDを非表示/違反報告)
ナウル(プロフ) - ：クリオネさん» おいこら笑 誰かと思ったよ笑笑 (2016年8月3日 13時) (レス) id: 313daec011 (このIDを非表示/違反報告)
：クリオネ(プロフ) - まさか自分のリアちんが、、、なんて感激してるよナウルちゃん！んふふ占いツクばっかじゃなくて私に構え まありあちんのいいところ先にネタが読めるオケ (2016年8月3日 12時) (レス) id: 99fb469204 (このIDを非表示/違反報告)
ナウル(プロフ) - ちなこさん» コメント、本当にありがとうございます！！そう言ってもらえるとすごく励みになります！私もサイコパスには興味があって。笑 でも、よくよく考えて見ると怖くなっちゃったり？笑笑 ちなこさんの期待に答えられるようこれからも更新、頑張ります！ (2016年7月13日 23時) (レス) id: 313daec011 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナウル
| 作成日時：2016年6月26日 19時
