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幼い頃から仕事をこなしてきたものの、別に勉強が嫌いなわけでもなかったので、仕事の合間合間にしていた
そのおかけで、平均より上の成績をとることは容易にできる
午前中の授業で、何度か当てられたが、全て答えることが出来た
休み時間にはクラスメイトの女子達に質問攻めにされ、疲れたが、慣れっこだった
そしてお昼休み
マネージャーに作ってもらったお弁当を鞄から取り出す
この学校は屋上が解放されているらしく、そこで食べようと席を立った時だった
「有栖川さん」
『あ、えっと…馬場さん』
馬場さんだった
「もし、良かったら一緒食べない?」
彼女の手には、パンの袋
特に断る理由もなかったので、了承しようと思い、返事をしようとした
しかし、
『全然いいですy「ごめーんおばさん。有栖川さんうちらと食べるからさぁ、あっち行ってくんない?」…は?』
突然遮られる
…なんなんだこのクラスは
なんでこんなに派手な奴らが集まってんの
明らかにリーダー格の女子達に囲まれる
「…有栖川さんは「だーかーらー!!うちらと食べんの」あんた達に聞いてないんだけど」
めんどくさいのは嫌いだ
『ごめん。揉め合いになるくらいだったら一人で食べる。』
弁当箱を持って教室を出た
痛いくらいの視線を感じだが、気付かないふりを貫いた
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作者名:みるく | 作成日時:2019年2月23日 1時