3 ページ3
『しつれーしまーす(棒)』
｢いらっしゃい｣
にこにこ笑顔で手を差し出される
『どうぞ』
手に持っていたナイフを置く
｢スカートの中のやつも｣
『なんのことやら』
え、ねぇねぇ
なんで近付いてくんの？
『っ!!』
抱き寄せられた
｢嘘つくの下手だなお前｣
ちょ、耳元で囁くな
スカートの中に手を入れるなぁぁぁぁ!!!
『まっ!!』
｢やーだ｣
『わぁっ!!』
『マジでこいつっ!!』
｢顔真っ赤〜涙目〜｣
先生の手にはホルダーが
『殺○す』
｢○が機能してねぇよ｣
これは俺が預かっときマース
そう言われてホルダーは準備室に投げ込まれた
『投げるなバカ!!』
危ねぇだろうが!!
｢うわごめーん(棒)｣
コイツっ!!
はぁ、とため息をついて準備室へ入った
『いやぁ、相変わらずすごい。よくこんなに改造したねぇ』
たくさんのモニターやらなんやらが設置されている
｢おい、何勝手に入ってんだよ｣
いいじゃん
ここ面白いから好きになった
『尊敬の位に値するよ』
気付かれずにここまでやるの大変だろう
｢不思議だな。お前に尊敬されても嬉しい気がしない｣
『ひっど』
と、その時、謎の警報音が鳴り響き、一つのモニターに文字が表示される
『なになに』
｢誰かが美術室に入ってきた｣
別のモニターを見ると男子数人が入ってきていた
｢めんどくせぇ｣
『黒柊だ黒柊』
頭にチョップをくらわされた
先生が扉を開けると面白いくらいにびっくりする男達
｢いやっ···俺ら和食派なんでパンじゃなくておにぎりとかないかなって···｣
苦しい言い訳だ
｢なるほど、考えておくよ。そろそろ授業始めるからみんなに声掛けといて｣
そう言うと彼らは帰って行った
なにやらコソコソ話しながら
扉を閉めて先生が戻ってきた
『おもしろいねぇ』
｢変なこと考える天才だからなあいつらは｣
『で、中尾くんは生きてたんだねぇ』
｢···はぁ｣
パンの袋がふたーつ
血の匂いもしなーい
おかしいくらいに部屋はきれーい
｢やっぱお前には隠せない、か···｣
『んふふ、舐めてもらっちゃあ困るよ。死体と血を見る回数は飛び抜けて多いと思うからねぇ』
｢物騒すぎんだろ｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 998人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！応援してます！！ (2022年8月22日 0時) (
レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - あんず飴さん» ありがとうございます(；＿；)これからもよろしくお願いします<(_ _)> (2019年5月2日 21時) (レス) id: 2cfdc08f02 (このIDを非表示/違反報告)
あんず飴 - 心機一転！更新頑張ってくださいね！！ (2019年5月2日 15時) (レス) id: e9a1259486 (このIDを非表示/違反報告)
かれーこ - このお話大好きです！頑張ってください！ (2019年3月23日 12時) (レス) id: 6209d012cf (このIDを非表示/違反報告)
天然水(プロフ) - 受験お疲れ様です！私はまだこれからですが、お互い頑張りましょう('ω')色々と大変だと思いますが、更新頑張ってください！応援してます！ (2019年3月12日 23時) (レス) id: 1a2852e490 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みるく | 作成日時：2019年2月17日 16時
