タカさん 優しい毒林檎『ヤンデレ』春夏秋冬さんリク☆ ページ10
最初は、物隠しだった。
トイレに行ってる間とか、移動教室の後とか
小さなものだけど無くなってて
あれ？くらいにしか思わなかった。
思えば、ここから彼の毒は始まっていたのだとおもう。
次に、手紙
毎朝ロッカーに一通
家のポストに一通
内容は、
[しね] [学校くるな] [ブス]
などの嫌がらせのような文章
筆跡はまちまちで、誰が犯人かわからない
怖い
誰が犯人なのかわからないので、相談もできない
少し、疑心暗鬼になっていたと思う
次に、友人がよそよそしくなった
話しかけても、愛想笑い
なぜ？どうして？なにかした？
聞いても、なんでもないの一点張り
そして、ついに誰も口を聞いてくれなくなった
私は一人になった
そんな事が多発した、ある日の放課後
皆が帰ってしまった後の、ガランとした教室で
一人帰る支度をしていたら
「Aさん？」
後ろからの声に、肩が跳ぶ
誰もいないはずなのに！？
バッと振り向くと
「河…村、くん？」
テニス部の河村隆くん…
忘れ物しちゃって、と気弱げに微笑む彼
「あ、そう」
わざとそっけない態度で接する
今は誰が犯人なのかわからなのだから…
さっさと支度して帰ろうとすると
「そういえば」
自分の机をあさりながら思い出したように、語り出す河村くん
「最近元気ないね？大丈夫？」
柔らかく微笑みながら見つめる河村くん
俺でよかったら話聞くよ？
たった、一言、彼の言葉に、私の張り詰めていた心が解かれ
恥ずかしながら、彼の前で大泣きしてしまった
孤独というのは、人をこんなにも弱くするんだなぁと、初めて思った
彼は驚いた後に、優しく抱きしめ肩をさすってくれた。
＊
「落ち着いたかな？」
少し経って、落ち着いた私は、涙をぬぐいながら頭を縦に振った
「その、なにがあったか、教えてくれないかい？」
嫌だったらいいんだけどさ
困ったように笑う彼に、話さずにはいられなかった
私は、すべて話した
親にも、先生にも話せなかった事
嫌がらせのこと、無視されるようになったこと、孤独だったこと…
彼は最初から最後まで、うんうん、と頷きながら聞いてくれた、それだけで、心が温かくなったように感じた。
「俺でよかったら、またなんでも言ってよ」
頼りないかもだけど…
眉を下げて笑う彼に、そんなことない
と言うと、嬉しそうに笑った。
トクン、と胸の高鳴りを聞いた。
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ラッキーカラー
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yuki(プロフ) - 分かりました！お願いします！ (2014年3月5日 13時) (
レス) id: 3d68aaf801 (このIDを非表示/違反報告)
捨て猫(プロフ) - yukiさん» 本当に申し訳ないのですが、現在激甘は取り扱っておりませんので、書かせていただくとしたら、甘になってしまいます！よろしいでしょうか？？ (2014年3月4日 21時) (レス) id: f907f3682a (このIDを非表示/違反報告)
捨て猫(プロフ) - yukiさん» 度々すみません！リクエスト、かしこまりました！それと、作者は現在受験生ですので、すこし遅れてしまいます……ご了承くださいませ！ (2014年3月4日 21時) (レス) id: f907f3682a (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - リクエストお願いします＾＾ 木手永四郎で激甘お願いします＾＾ (2014年3月4日 10時) (レス) id: 3d68aaf801 (このIDを非表示/違反報告)
捨て猫(プロフ) - 。さん» ご指摘ありがとうございます。よろしければどの作品の、どのキャラクターのことなのかを教えていただけるとありがたいです。 (2014年2月22日 16時) (レス) id: f907f3682a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャム猫 | 作成日時：2013年7月23日 16時
