跡部 結婚、してくれますか？ 『微切甘』執事シリーズ ページ7
ファンタジー設置
---------------------------おk？
「跡部！！！」
今日も、大きなお屋敷に大きな声が鐘のように響く
呼ぶのは、一家の娘のA
呼ばれるのは、執事の跡部
「ったく……」
短くため息をつき、駆け足で向かう
この呼び出しも、習慣のようになっていた。
呼び出しの内容といったら、
お茶がしたい
お父様はどこ
楽譜が見当たらない
などと、たわいもないこと
大声でいうことなのか…と跡部は、言葉を詰まらせる
そして今回は……
「どうかされましたか、お嬢様？」
「遅いわ！！」
ベットに座っていたお嬢様
ツンっ、とそっぽを向いてしまうA
頬が林檎のように膨らみ、可愛らしい
「失礼しました。それで、今回はどうされました？」
慎ましく一礼
すると、Aはシュンとうなだれたかと思えば、頬から耳まで真っ赤に染めて
「さ、寂しかったの…」
なるほど、寂しかったのか
それはそうだ、まだ16のお嬢様は、早くに母を亡くして、お父様と広いお屋敷で2人だけ
それに加え、お父様は仕事の日々
寂しくもなるだろう
その途端に、小さな背中がとても愛しくみえた
「そうかよ……」
ああ、愛しい
気がつけば、抱きしめていた
「！！！？」
お嬢様は、首まで赤くなって、鐘に打たれたように目を開けていた。
なによ！と腕をバタつかせる
所詮男と女だ、かなうはずがない
「言ってなかったことがあるな…」
跡部は思い出したように口を開いて
「俺は、お前が好きだ」
Aが目を丸くしてこっちに振り向いた
刹那、時が止まる
外では鳥のさえずりが聞こえる
太陽が部屋に差し込む
「嘘だわ」
小さく震えるA
子犬のようで、とてもとても弱々しい
「嘘じゃねえよ」
腕の力を強めた
安心させるために強めた
「仮に、本当だとしても…立場上、私たちは…」
「できるぜ」
言葉を遮って、フッと笑って見せる
キョトンと心配そうに俺をみるA
「俺は、執事じゃねぇ、俺は、この国の」
王子だからな
「執事体験ってやつだ、ま、俺様だからな、完璧だったぜ」
「え、え？」
そう言うと、ポロポロと涙を流す
鼻を赤らめ、眉間にしわを寄せる
抱きしめていた手を、頬において
「も一度いうけど、俺は、お前が好きだ
わがままで、可愛いお前がな？」
あたふたと慌てるAに、もう一言
【結婚、してくれますか？】
ー返事は一言だろ？あーん？ー
涙を流して何度も頷く姫に
俺は、小さくキスをした。
、
不二 なんていやらしい 『微甘』→←幸村 幸村のお姫様になりたいの 『ほのぼの』執事シリーズ
ラッキーカラー
あずきいろ
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yuki(プロフ) - 分かりました！お願いします！ (2014年3月5日 13時) (
レス) id: 3d68aaf801 (このIDを非表示/違反報告)
捨て猫(プロフ) - yukiさん» 本当に申し訳ないのですが、現在激甘は取り扱っておりませんので、書かせていただくとしたら、甘になってしまいます！よろしいでしょうか？？ (2014年3月4日 21時) (レス) id: f907f3682a (このIDを非表示/違反報告)
捨て猫(プロフ) - yukiさん» 度々すみません！リクエスト、かしこまりました！それと、作者は現在受験生ですので、すこし遅れてしまいます……ご了承くださいませ！ (2014年3月4日 21時) (レス) id: f907f3682a (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - リクエストお願いします＾＾ 木手永四郎で激甘お願いします＾＾ (2014年3月4日 10時) (レス) id: 3d68aaf801 (このIDを非表示/違反報告)
捨て猫(プロフ) - 。さん» ご指摘ありがとうございます。よろしければどの作品の、どのキャラクターのことなのかを教えていただけるとありがたいです。 (2014年2月22日 16時) (レス) id: f907f3682a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャム猫 | 作成日時：2013年7月23日 16時
