木手 キス 『甘』yukiさんリク☆ ページ16
春、世間では少しずつ暖かみが増してくるであろう、今日この頃
「あ、」
クラス替えの時期ですね。
＊
「あーあ、えーしろーと離れちゃった……」
「しょーがないさー、それも運命さー」
黙れ、このチャラチャラ金髪ロングめ
なにが悲しくてお前と前後の席なんだよ！
やっとの思いで付き合えることになった、
愛しいダーリン(笑)、えーしろークン……
「どうせ、部活で会えるさー」
「そうだけどさー」
だからって、1組と8組って酷くない！？
かなり遠いんですけど……。
「さみしい」
机に突っ伏して、言葉を空に投げた。
＊・＊・＊
Aとクラスが離れてしまいました。
「1組、ですか……。」
クラス表で、自分の名前を見つけてすぐ
彼女の名前を探す。
2組、3組、4組……8組
「8組……」
これは、また、なかなか遠いですね
俺は全然気にしないのですがね……。
Aはきっと騒ぐでしょうね
教室に向かうため、靴箱にむかおうとした
「えーしろっ」
後ろから声がしたが、誰かはわかっている
「何ですか、甲斐くん」
呼んだ主を横目でみる
モサモサとした茶色の髪、邪魔じゃないのか……不思議でならない
「さっさと教室はいろー！」
「はいはい」
彼の暑苦しい笑顔に誘われて、教室へ向かった
＊
それからというもの、彼とは会う機会が、部活くらいになってしまった。
だいぶ、その生活にも慣れ始めたころ
部活も終わり、部員たちを見送って
やっとの帰り道
「はーっ、今日もおつかれ」
「おつかれさまです」
空が夕日で赤く染まる帰り道
「ね、永四郎」
「なんですか」
ぶっきらぼうな返答
「手、つなご」
横目で、頭一つ分上の彼の顔を見てみると
少しフリーズしているように見えた。
「……いいでしょう」
間があってからの、イエス
優しく包まれる手に、少し嬉しくなった
「んふふ」
嬉しくて、手をにぎにぎしてやった。
「なんですか、気持ち悪いですね」
毒を吐きながらも、握り返してくれる
ほんとは嬉しいんだな
「……Aさん。」
「なあに」
そのときの君の顔、私は決して忘れないよ。
「キス、しましょう」
夕日のせいなんかじゃないよね？
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yuki(プロフ) - 分かりました！お願いします！ (2014年3月5日 13時) (
レス) id: 3d68aaf801 (このIDを非表示/違反報告)
捨て猫(プロフ) - yukiさん» 本当に申し訳ないのですが、現在激甘は取り扱っておりませんので、書かせていただくとしたら、甘になってしまいます！よろしいでしょうか？？ (2014年3月4日 21時) (レス) id: f907f3682a (このIDを非表示/違反報告)
捨て猫(プロフ) - yukiさん» 度々すみません！リクエスト、かしこまりました！それと、作者は現在受験生ですので、すこし遅れてしまいます……ご了承くださいませ！ (2014年3月4日 21時) (レス) id: f907f3682a (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - リクエストお願いします＾＾ 木手永四郎で激甘お願いします＾＾ (2014年3月4日 10時) (レス) id: 3d68aaf801 (このIDを非表示/違反報告)
捨て猫(プロフ) - 。さん» ご指摘ありがとうございます。よろしければどの作品の、どのキャラクターのことなのかを教えていただけるとありがたいです。 (2014年2月22日 16時) (レス) id: f907f3682a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャム猫 | 作成日時：2013年7月23日 16時
