慈郎 夢を見た『ほのぼの』 ページ14
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夢を見た。
雲ひとつない空に、青々として広い芝生
空気が綺麗で、深呼吸
あたりをザッと、見渡すと
「(ん？)」
なんだあれ？
フワフワした、カスタード色の癖っ毛
眠そうな目、大あくび
羊みたいな、キグルミに赤い首輪
癖っ毛から、のぞく羊の耳が、可愛らしい
「あ、」
彼は慈郎くんだ。
思い出した。クラスの慈郎君
いつも、グースカ眠ってる男の子
「ふぁ…？」
こっちに気づいたみたい、
軽く手を振って、ぴょこぴょこ走ってきた
「(スキップみたいな走り方)」
ちょっとクスリ
「はぁ、はぁ、ね、君、Aさんでしょ！？」
「え、うん、そうだよ」
やっぱりー！
にこにこと、笑う彼
「やっぱり？」
どういう意味なのだろうかと、聞き返す。
すると、彼は得意げに、
「俺、Aさんのこと、好きだから、すぐ解るんだCー！」
頬をほんのり赤く染めて、にへらと笑う
「へ？」
気づくと朝だった。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
いつもの朝、学校
「おはよー」
「おーっす」
生徒たちのあいさつを、耳に入れながら、私は考えていた。
無論、夢のこと
「(なに、あの夢)」
『俺、Aさんのこと“好き”』
「す、好き……」
頭に残って仕方なかった。
ドキドキしてる。
興奮冷めやまぬまま、教室のドアを開けた。
「(あ、寝てる)」
嫌でも、目に映る彼の姿
意識してしまって、
チラ見しつつ、席に着くものの…
「どうしよ〜」
気になるものは、気になるのだ。
見てしまうのもしかたない
そう、自分に言い聞かせて、煩い心臓を落ち着かせた。
顔の温度は、いっこうに下がらなかったけれど…
昼休み
授業を受けて、友達と喋っていれば、自然と時間など過ぎるものだ。
ご飯も食べ終わった、午後12時30分
「(なにしよ…)」
ふと、例の彼の机を見た。
「いない。」
教室を見渡しても、どこにも彼はいなかった。
「……屋上」
屋上、直感だけど、そこにいる気がする
「(私の直感は、当たる！…はず)」
へんな自信とともに、教室を出て、屋上へ向かった。
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続き→←幸村 世界はこんなに美しい 『ほのぼの』Rei♪さんリク☆
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yuki(プロフ) - 分かりました！お願いします！ (2014年3月5日 13時) (
レス) id: 3d68aaf801 (このIDを非表示/違反報告)
捨て猫(プロフ) - yukiさん» 本当に申し訳ないのですが、現在激甘は取り扱っておりませんので、書かせていただくとしたら、甘になってしまいます！よろしいでしょうか？？ (2014年3月4日 21時) (レス) id: f907f3682a (このIDを非表示/違反報告)
捨て猫(プロフ) - yukiさん» 度々すみません！リクエスト、かしこまりました！それと、作者は現在受験生ですので、すこし遅れてしまいます……ご了承くださいませ！ (2014年3月4日 21時) (レス) id: f907f3682a (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - リクエストお願いします＾＾ 木手永四郎で激甘お願いします＾＾ (2014年3月4日 10時) (レス) id: 3d68aaf801 (このIDを非表示/違反報告)
捨て猫(プロフ) - 。さん» ご指摘ありがとうございます。よろしければどの作品の、どのキャラクターのことなのかを教えていただけるとありがたいです。 (2014年2月22日 16時) (レス) id: f907f3682a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャム猫 | 作成日時：2013年7月23日 16時
