2話 ページ3
リツ「お前ら三人とも知り合いか？」
シュウ「はい。同じ高校の生徒同士で仲間なんです。」
ハジメ「クラスは違いますけどね。」
マコト「あの、今どんな状況なんですか？最原君と日向君みたいに、皆さんは気付いたらここにということでしょうか？」
リンタロウ「そうなんだよ〜♪皆気付いたら、ここに連れてこられてたんだ♪」
マコト「そ、そうですか…」
ここにいる人達は、皆同じ状況か…。
何者かによって、ここに連れてこられてた。
これって、誘拐だよな？もしかしたら、今頃この建物の外では僕らの事で警察が動いてるんじゃ…
チエ「これで、残るはあと一つだけですね。」
アオリ「そうね…。」
不気味な目玉が付いた髪飾りを付けてる女学生と、まるで感情がないような女性がそう言った。
確かにそこには、閉じたままの扉がある。
チエ「も、もしかしてここに、私達を集めた犯人が出てくるんじゃ…((ﾟ□ﾟ;))」
リツ「ま、マジかよ…(◎-◎;)。」
ユウト「流れ的にはあり得る展開かもね。RPGとかじゃ王道パターンかも。」
マコト「(こ、この人達、何言ってるの？というか、僕の勘だけど、それはあり得ないと思う……)」
キィ…
ハジメ「扉が開いたな。」
チエ「き、来ますよ！ここに私達を集めた犯人が……！」
コウ「ふん、馬鹿馬鹿しい。」
僕らは扉を見た。
そこから出てきたのは…
ショウマ「ふ〜…やっと開いた。ったく、一体何だよこれ…。」
赤い髪の、社会人みたいな男性だった。
チエ「あ、あなたがここに私達を連れてきた犯人さんですか？」
ショウ「え？と、突然意味分からねーんだけど…(^-^;)」
マコト「…だと思いましたよ。」
シュウ「あなたも、僕らと同じで、誰かによってここに連れてこられたんですね。」
ショウ「そ、そうだけど、あんた達…誰？(^-^)」
アオリ「残念だけど、私達もあなたと全く同じ状況なのよ。」
ショウ「おや？いい女♪」
アオリ「……。」
ショウ「ここが何処かは知らねーけど、どうか俺と一緒にお茶でも…。お嬢さん。」
チエ「ちょ、ちょっといきなり出てきて、何をハレンチな発言をしてるんですか！Σ(ﾟДﾟ υ)」
ショウ「おや？ここにも可愛子ちゃんが♪」
チエ「ちょっと、そこまで言われると…」
マコト「……(◎-◎;)(この人、チャラ男なんだ…。というか、この状況でよく女の人口説こうなんてできるね！？)」
僕は呆れて何も言えなかった。
タケオ「おい、お前ら、こんな非常事態だというのに、もっと緊張感は持てないのか？」
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