9話 ページ10
ユキ「……は？」
俺は、こいつの…リンタロウの言葉に、戸惑った。
聞き間違いかな？そう思った。
リン「言ったでしょ？君のことずっと見てたって。だから、狼ゲームが終わるまで、君にはここにいてもらおうと思ったんだ♪」
ユキ「意味が、分からないよ…。あと、狼ゲームって？」
リン「その事についてはユキナリ君は気にしなくていいよ♪参加もしなくていいからね♪狼ゲームが終わったら、ここから出してあげる♪そして一緒に暮らそう♪」
余計に分からなかった。
狼ゲームというのは、何かは分からなかったけど…要するに、俺はリンタロウの欲求を満たすために、ここに連れてこられた…閉じ込められたってことなんだ…。
恐い…恐くて震えが止まらない……。
ここから出してほしい…。
リン「あ、そろそろ行かないとな〜♪…ん？震えてるね。どうしたの？一人になるのは嫌？」
ユキ「ち、ちが……」
リン「大丈夫♪また戻ってくるからね♪ユキナリ君はここでおとなしくしてて。」
ユキ「あの、リンタ…ンン！？」
俺がリンタロウに、ここから出してと言おうとしたが、リンタロウが持ってたらしい布で口を塞がれてしまった。
更に、リンタロウは縄を持ってたみたいで、俺は縛られてしまった。
ﾁｭｯ←リンタロウがユキナリの額にキスした。
ユキ「！？///」
リン「フフ♪またね、僕のユキナリ君♪」
そしてリンタロウは、扉を開けて、鍵を掛けて閉めた。
クソ！脱出させないために縛ったんだな！
あとさっきのは何！？恥ずかしいんだけど！？💦
現在
苗木side
僕らが入った部屋は、ソファや長机と椅子があり、壁紙が全部ピンク色の、何処か妖しく不気味な部屋だった。
見た感じ、リビング…広間かな？
皆、その部屋の不気味さに不安な顔をしてる。
マコト「……あの、ちょっと思い出したんですけど。」
ミサキ「ん？どうしたん？」
マコト「えっと、日向君と最原君は、同級生だったから知ってますけど、僕はまだ皆さんの名前とか知らないなと思って…」
ショウ「俺も最後に出たから、何も知らないな。もちろん、君のこともなお嬢さん♪」
マコト「……え！？お嬢さんって僕のこと！？僕は男ですよ！！Σ(ﾟДﾟ υ)」
ショウ「え？マジで？顔が可愛らしいし体もなんか…だから女の子かと(；・∀・)」
マコト「いやいや、僕はごく普通の学生ですし。💧」
ハジメ「そんなことはないだろ。」
色々と言われてたが、僕らは自己紹介を始めた。
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