ヴィットの正体 ページ31
ヒカル「翡翠？」
ユウ『あいつの異名だ。瞳が翡翠色でな、医学仲間だったんだ。
まさか、あの時レンが懐いたのは、何か意味があったんだな。』
ヴィット『ハァ〜(ーー；)
ユウに、カズキ達も巻き込まれてしまったし、レンにもバレてるから言うか。
俺は、この組織に潜入してたんだ。
このミュータントの力は、元々の力でな奴らに、わからないように色々としてたんだか、あの双子野郎が、聖達に攻撃を仕掛けてこいと言われた時は、渋々としてたんだか、聖に潜入してるのがバレて、あの時にぶん殴られたんだよ。
まぁ、連絡を取ってなかったし。』
ルカ「そ、そうだったんだ。」
ジン「なあ、あんたは味方ってことだよな？中央の塔にはヤタ烏と何がいるんだ？」
ヒカル「中央の塔には、ヤタ烏の他に、もう二体の気配がするんだけど、時々重なって一体になるような感じもするんだ。」
ヴィット『あのヤタ鳥以外に、王龍がいるんだ。
レンから、聞いてないか？？』
ヒカル「僕も王龍だと思ってたけど、二体に分かれるっておかしい気がして…」
ヴィット『多分、王龍から分裂してるんだ。
あの双子の兄弟の力でな。
それも、呪詛を使いやがって、操ってるんだ。』
ルカ「呪詛！？ま、待って、王龍ってどっちの幹部？」
ヴィット『双子の兄貴の方なんだよ〜〜(-｡-;
呪詛も解除するにも、時間がかかるし。
俺も、すこじつづ呪詛を解除してたんだか、王龍の魂を縛ってるもんでな。
その呪詛は、平安時代で良く使われてたみたいだ。』
ミホ「なかなか解除するのが難しいの？」
ヴィット『まぁな、俺のこの力は、先祖還りでな。
俺の祖先は、平安時代の陰陽師であの安倍晴明とは、仲良しだったんだ。
あんまり、表舞台には、出なかったが占いで有名だったんだ。
ユウも、知ってるだろ。』
ユウ『まぁな、翡翠の先祖は、平安時代の人だし。
けっこう、小説の主人公として登場したな。
ユヅキのお母さんが編集した、小説にも出たし。』
カズキ『あの小説にも、京都のストーリーだったしな。』
オサム「その話の本、見たことあります。モデルになった人がいるのかと思ったら、実在した人物だったとは(◎-◎;)。」
ヴィット『なんだ、あの小説を読んだ奴がいたのか。
まぁ、あの人の書く小説は、ほとんど実在した人物をモデルにしてるしな。
なんせ、俺も短編小説に登場させてもらったしな。』
オサム「え？もしかして…」
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