南の塔では ページ26
コウ「確かにおかしい…どういうことだ？」
レン『この部屋の監視カメラもなさそうだし、他の塔にも何か隠してるのかも知れない。
南と西の塔に行ってる他のチームは何かわかったか気になるなぁ。』
アオイ「確かに……ユヅキねぇ達、大丈夫かな？」
レン『ユヅキ姉さん達も、心配だか親父達もバラバラだしな。』
時間は遡り、レン達が東の塔へ着いたのときと、同時刻
ルカ「こ、ここだね…」
ユヅキ『高いわね〜〜(^◇^;)』
レイト「塔、カッコイイね。」
ユヅキ『塔の周りは、殺風景ね。
南の塔から、攻めてきたけど、普通なら何もないなんて、可笑しいとおもうけど。』
タクヤ「南ってことは、…何だったか…とにかく動物がいるんだろ？」
ユヅキ『南は、朱雀よ。
別名、鳳凰って呼ばれてるわ。
京都では、朱雀門もあるしね。』
オサム「なるほど、朱雀ですか。」
ミホ「手強そうね。」
ヒカル「ねぇ、朱雀ってことは、相手は朱雀のミュータントかな？」
ユヅキ『そうだろうね。
朱雀のミュータントは、どんな奴かもわからないからみんな、きおつけて登ろうか。』
レイト「うん。」
ジン「ああ、分かった。」
そう話して、南の塔の中を進んでいきました。
ユヅキ『長い階段ね。
それも、螺旋階段だから、狭いわね。』
ミホ「そうね。縦一列になって良かったわ。」
ルカ「……あ！あそこ、なにかいた！」
？？？『へぇ……あんたらか侵入者は。』
ユヅキ『貴方が、朱雀のミュータントね。
それに、貴方の近くに誰の血液なのかな？？
他にも、侵入者がいて戦いした後かしら。』
朱雀「それは言えないね。」
ジン「こいつ、強そうだな。」
ユヅキは、朱雀の近くにあった血痕をキューブの力で情報を読み取りました。
その情報を読み取ったら、ユヅキの顔色が真っ青になり、震えてしまいました。
ユヅキ『え………なんで、あの人達が、此処に。』
ミホ「ユヅキちゃん？何が分かったの？」
ユヅキ『カズヤ兄さん達の血痕………
なんで、兄さん達は今アメリカに戻ってるはず。
それに、血痕は多くないけど、怪我してるから早く見つけて手当てしなきゃ。』
朱雀→シュカ「私はシュカ。私達のボス達の邪魔をするつもりなら、容赦しない。やられたくなければ、ここから去れ。」
ユヅキ『兄さん達の居場所も調べなきゃいけないのに。
シュカ、貴方は強そうね……けど、去るわけには行かないわ。
大事な仲間や家族がいるんだから。』
ルカ「うん、絶対に去らない！」
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