ルカとハルの恋 ページ39
ハル「え…？え…？////」
ユヅキ「ハル君、ファイトね。」
ユヅキと椿はハルとルカから離れていきました。
ルカ「あ……えっと、話っていうのは……さ、さっきはありがとう…」
ハル「え？疲れてた君を運んだこと？…う、うん…どういたしまして///。…あ、僕もお礼言わないと。僕とミサを助けてくれて、本当にありがとう。」
ルカ「ど、どういたしまして…。でも、私、あまり活躍してないよ。」
ハル「いやいや♪ジンがさ、ルカがいなかったら、僕とミサを助けられなかったって言ってたよ♪」
ルカ「そうかな。」
ハル「そうだよ♪」
ルカ「でも、レンの知り合いのおじいさんに手伝ってもらったし。」
ハル「だとしても、君は凄い活躍したでしょ？」
ルカ「うーん．．．．」
ハル「謙遜しなくてもいいよ♪……でもさ、ルカには無茶してほしくないなって思った。あの日、僕らがピンチだったとき以来には特に…」
ルカ「え？それって、清水寺の時の？」
ハル「うん…。」
ルカ「あのときは……皆を助けたくて…自分達だけ逃げたのが申し訳なくて……昔みたいに…大切な人を失うのは、嫌だったから…」
ハル「ルカ……君のお父さんとお母さんって、どんな人だったの？優しい人達だった？」
ルカ「うん…お父さんは、怒ると怖いけど、正義感が強くてカッコイイお父さんだった。お母さんは、いつも優しくて明るくて、心が強くて、嫁いびりする父方の祖母には負けない程強い自慢のお母さんだったの。」
ハル「嫁いびりする父方の祖母？く、苦労したんだね…。」
ルカ「そこまでじゃないよ。お母さんに意地悪ばかりするから、私小さい頃祖母に泣きながら怒ったの。祖父も叔母も従兄弟も怒って、祖母に離婚届突きつけてを追い出したの。それが理由なのか、追い出された2年後に祖母は孤独なまま亡くなったわ。それ知ったのは、アオイ達と一緒に、お義父さん達に引き取られた後だったけどね。」
ハル「そうだったんだ。」
ルカ「両親の死はとても悲しかったのに、祖母の死は何とも思わなかった。…最低だよね、私。」
ハル「そんなことないよ！」
ルカ「え？」
ハル「酷いことされたら、その人が不幸になっても何とも思わないことは、よくあるよ。きっと、僕もルカと同じ立場だったら、同じこと思う。」
ルカ「そう…。」
ハル「それに、ルカのこと知れて嬉しい。」
ルカ「なんで？」
ハル「それは、だって……ルカのこと好きだから！」
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