番外編(2) ページ48
▽訓練前、女子更衣室にて。
｢Aちゃ……！そ、それ！｣
｢？……あー、コレ？しょーと見えるとこにも付けるから……｣
麗日さんが頬を赤くして指を差した。
さっと手鏡を出した八百万さんも顔を真っ赤にさせている。初々しい反応だ。
どうしたの？と他の女子達も集まってきた。胸の威圧感が凄いからあまり近くに来ないでほしい。耳郎さんは仲間だと信じている。
｢ケロ、今日は凄いわねAちゃん……もしかして｣
｢もしかして！？昨日の夜！？Aちゃんやるねぇ！｣
｢えっなになに？猫宮さん、大人の階段を？｣
梅雨ちゃん、芦戸さん、葉隠さんが言い寄ってきた。他人に言われると何だか恥ずかしくなって、慌ててコスチュームの極薄の全身タイツを履き始めた。
……タイツの内側に下着が付いているから、着替えている現在、私は裸なのだ。どうしよう、今になって恥ずかしい。このコスチュームも、昨日の行為も。
｢タイツでキスマも歯形も隠れるし……大丈夫……しょーとのも見えないよね……｣
｢Aちゃん、声に出てるわよ。ケロ、珍しいわね｣
｢！？｣
がばりと口元を押さえ、思考が停止する。
｢ねぇねぇ、どんな感じなの？轟くんだよね、優しいの？｣
｢葉隠さ……にゃ！？だ、誰！？尻尾触んないで！｣
｢あ、ごめんなさい……！手が当たってしまいまして……｣
八百万さんが心底申し訳なさそうに頭を下げてきた。やりずらい。そんな顔されると、これ以上何も言えない。
昨日しょーとに｢手伝って｣もらって、やっと落ち着いたのに。まだ少しだけ残っている気がする。耳とか尻尾とか、猫の部位がいつも以上に敏感で、あと数日は大人しくしておきたい。
｢あ！Aちゃんもしかして尻尾が弱点？……おりゃあー！｣
｢ちょっ、やめなよ芦戸……！｣
耳郎さんの声には耳を傾けず、芦戸さんが襲いかかってきた。
いつもなら避けられるはずなのに、さっき尻尾を触られたせいで上手く身体を動かせない。
｢っ……！！｣
芦戸さんに尻尾の付け根を掴まれて、耐えられず腰を抜かした。
じわじわと身体が熱くなっていくのが嫌でも分かる。同時に目が潤んで、手で必死に顔を隠した。
｢ゃ、……やめっ、て……｣
｢｢……！？｣｣
女子達は顔を赤くさせ、ぴたりと動きを止めた。
｢同性なのに……！｣とドキドキしている彼女達は、Aを急いで保健室に連れていったという。
その日は結局強制早退となって、家に帰らされた。
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二 - イラスト上手すぎる、、。 (2021年5月5日 7時) (
レス) id: f6d5c08391 (このIDを非表示/違反報告)
こたつゆず(プロフ) - 絵上手すぎです!!尊敬します!!私下手くそすぎてやばいので教えて貰いたいくらいです!! 師匠と呼んでいいですか? (2018年10月7日 20時) (レス) id: 3780c963fa (このIDを非表示/違反報告)
影猫(プロフ) - 花さん» お褒めの言葉ありがとうございます……！嬉しいです(*´ω｀*)トプ画も一応考えていたんですけど、あっという間に続編に……イラスト更新と本編の更新は別々になりそうです。トプ画の件も考えておきます、貴重なご意見ありがとうございます！ (2018年4月30日 0時) (レス) id: 3f1a8429d6 (このIDを非表示/違反報告)
花 - 絵、上手ですね！こういう感じの絵って大好きです！タイトル(?)の所に画像載せれるんですけど、描かないんですか？私はいいと思いますけど…時間があるときに考えて頂ければ幸いです！どうかご検討お願いします。長文失礼しました！((更新頑張って！ (2018年4月28日 22時) (レス) id: 3fabea4b64 (このIDを非表示/違反報告)
影猫(プロフ) - 鈴木美妃さん» コメントありがとうございます。申し訳ございませんが、現在夢絵のリクエストは受け付けておりません。もう少し描き慣れて、時間が余っていましたらご連絡しますm(_ _)m (2018年4月18日 19時) (レス) id: 3f1a8429d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影猫
| 作成日時：2018年4月7日 17時
