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シャワーを浴び終え、ラフな格好に着替えてようやく居間に戻った。Aは座布団を枕にして、気持ち良さそうに眠っている。
Aの隣に座り、レンジで温めた朝食を食べる。時々彼女の寝顔を見ては、爆豪の言葉が脳内で再生されていく。
(俺は何か間違ってんのか？……そんなはずねぇよな、A)
俺がAを駄目にしている。言い換えれば、Aの未来を奪っている。このままじゃAはヒーローになれない。
分かってる、そんなこと分かってんだよ。じゃあどうすればいいんだって話だ。首輪を取って突き放せばいいのか？帰る家も待っていてくれる人も居ないのに？
……そんなのはあまりに可哀想だ。Aは何も悪くないのに。生まれさせられた仔に罪なんてないのに。
(……それ以前に、異性としてAのこと好きなのに、今の生活を崩したい訳ねぇよ)
今思い出しても身体が熱くなる。……あの日あの時のAの唇が、吐息が、喘ぎ声が、ずっと忘れられない。一線を超えたあの日から、Aに対するナニカがおかしい。好きで好きで堪らない。爆豪になんて渡したくない。あんなにも可愛らしく鳴く彼女の姿を見るのは、俺一人だけでいい。
小さく息を吐いて、Aの頬を撫でた。その手を唇に持っていくと、無意識に舌を出してぺろりと舐めてきた。うっすらと指についたAの唾液を見て、内側のナニカが揺さぶられ壊れそうになる。
(もう一度、Aと……)
はっとして、彼女から離れた。
眠っている間に手を出すなんて卑怯だ。ああいうことは、双方の合意の上でじゃないと。ちゃんと確認しないと、次の日の朝何となく気まずくなる。経験済だ。
それにAはつい昨日怖い思いをしたばかりだ。俺がしっかりしないと……。
『付き合ってねぇんだろ、俺が貰っても文句ねぇよなぁ？』
あぁクソ、また爆豪の言葉を思い出してしまった。何も焦ることなんてないはずなのに、変な胸騒ぎがしてやまない。
カシャンと音を立てて箸を置き、横目でAを見た。
｢……うるせぇ｣
Aのこと、何も知らないくせに。何も分かってないくせに。
爆豪なんかに、渡すものか。
Aが枕にしている座布団に手をつき、顔を近付ける。彼女は相変わらずすやすやと寝息を立てて呑気に眠っており、起きる気配はない。
｢決して手放さない｣
ぼそりと呟いて、Aの無防備な唇を塞いだ。
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二 - イラスト上手すぎる、、。 (2021年5月5日 7時) (
レス) id: f6d5c08391 (このIDを非表示/違反報告)
こたつゆず(プロフ) - 絵上手すぎです!!尊敬します!!私下手くそすぎてやばいので教えて貰いたいくらいです!! 師匠と呼んでいいですか? (2018年10月7日 20時) (レス) id: 3780c963fa (このIDを非表示/違反報告)
影猫(プロフ) - 花さん» お褒めの言葉ありがとうございます……！嬉しいです(*´ω｀*)トプ画も一応考えていたんですけど、あっという間に続編に……イラスト更新と本編の更新は別々になりそうです。トプ画の件も考えておきます、貴重なご意見ありがとうございます！ (2018年4月30日 0時) (レス) id: 3f1a8429d6 (このIDを非表示/違反報告)
花 - 絵、上手ですね！こういう感じの絵って大好きです！タイトル(?)の所に画像載せれるんですけど、描かないんですか？私はいいと思いますけど…時間があるときに考えて頂ければ幸いです！どうかご検討お願いします。長文失礼しました！((更新頑張って！ (2018年4月28日 22時) (レス) id: 3fabea4b64 (このIDを非表示/違反報告)
影猫(プロフ) - 鈴木美妃さん» コメントありがとうございます。申し訳ございませんが、現在夢絵のリクエストは受け付けておりません。もう少し描き慣れて、時間が余っていましたらご連絡しますm(_ _)m (2018年4月18日 19時) (レス) id: 3f1a8429d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影猫
| 作成日時：2018年4月7日 17時
