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帰宅した頃にはもう日が落ちてしまっていた。玄関の扉を開け、靴を確認する。よし、アイツは帰って来ていない。姉さんは帰っているみたいだから、このいい匂いは夕食か。
｢ただいま｣と言って家に入る。姉さんがわざわざ玄関に来て｢おかえり、もうすぐご飯だからAちゃんも呼んできてね｣と言ってくれた。
部屋に戻ると、流石に寝飽きたのかAは起きていた。俺が着せたシャツ一枚で布団の上に寝転がり、学校で配られたカリキュラムを暇そうに見ていた。
｢おかえりなさい、しょーと｣
｢あぁ、ただいま。もうすぐご飯らしい｣
｢うん、知ってるよ。手伝いしに行ったけど、追い返されちゃった｣
そうするよう姉さんに頼んだのは俺だから当たり前だ。Aが料理を出来るようになってしまったら、この家を出て独立してしまうかもしれない。包丁で怪我しちゃ危ないし、Aにはまだ早い。
｢暇だったからコレ見てるけど、なんか凄いね。私、ヒーロー目指してる訳じゃないのに、いいのかなぁ｣
｢……ヒーロー科、嫌だったか？｣
｢うぅん、しょーとが行くから。私も同じとこがいい。でも、入れなかった人に恨まれそうかもー……｣
風呂の準備をしながら、Aの話を聞く。
Aもそんなことを考えたりするのか、と少し驚いた。確かに彼女は人の目が気になるみたいだし、受験に落ちた人のことまで気にしていても、おかしくはない。
｢Aは一人で一般入試を受けた。んでそれに合格した。Aは雄英に入学できる力があった。それだけだ｣
｢んー……えへへ、そうかなぁ。そうなのかなぁ｣
褒められて嬉しいのか、腰に抱き着いてきた。撫でて撫でて！と言わんばかりにすりすりと頬を寄せてくる。優しく頭を撫でてやれば、嬉しそうに尻尾を揺らす。
｢ご飯出来たよー｣と姉さんの声がした。
Aの手を引いて、部屋を出る。Aは｢今日のご飯知ってるよ、オムライス！｣と無邪気に笑った。
.
｢美味しい……！｣
｢ふふ、良かった。Aちゃんはいつも美味しそうに食べてくれるから、嬉しい！｣
姉さんとAがそんな会話を交わしている。
Aの言う通り、今日のご飯はオムライスだった。
｢食べ終わったらちゃっちゃとお風呂入って、今日は二人とも早めに寝なさいね？｣
｢んー、分かった｣
｢あぁ｣
姉さんはちらりとAの方を確認するように見て、俺にそっと耳打ちした。
｢……まだ二人で一緒にお風呂入ってるの？｣
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二 - イラスト上手すぎる、、。 (2021年5月5日 7時) (
レス) id: f6d5c08391 (このIDを非表示/違反報告)
こたつゆず(プロフ) - 絵上手すぎです!!尊敬します!!私下手くそすぎてやばいので教えて貰いたいくらいです!! 師匠と呼んでいいですか? (2018年10月7日 20時) (レス) id: 3780c963fa (このIDを非表示/違反報告)
影猫(プロフ) - 花さん» お褒めの言葉ありがとうございます……！嬉しいです(*´ω｀*)トプ画も一応考えていたんですけど、あっという間に続編に……イラスト更新と本編の更新は別々になりそうです。トプ画の件も考えておきます、貴重なご意見ありがとうございます！ (2018年4月30日 0時) (レス) id: 3f1a8429d6 (このIDを非表示/違反報告)
花 - 絵、上手ですね！こういう感じの絵って大好きです！タイトル(?)の所に画像載せれるんですけど、描かないんですか？私はいいと思いますけど…時間があるときに考えて頂ければ幸いです！どうかご検討お願いします。長文失礼しました！((更新頑張って！ (2018年4月28日 22時) (レス) id: 3fabea4b64 (このIDを非表示/違反報告)
影猫(プロフ) - 鈴木美妃さん» コメントありがとうございます。申し訳ございませんが、現在夢絵のリクエストは受け付けておりません。もう少し描き慣れて、時間が余っていましたらご連絡しますm(_ _)m (2018年4月18日 19時) (レス) id: 3f1a8429d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影猫
| 作成日時：2018年4月7日 17時
