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昼食は食堂で食べよう、ということになり、幹部寮に帰る前に寄ることにした。
前に来た時にも訪れたが、確かに美味しかった。私も美味しいご飯を作れるように勉強しなきゃ。ゾムに美味しいって、ありがとうって、言ってもらいたいから。
ゾムに連れられ、食堂の中へ入った。
扉を開閉する時にカランと音が鳴ってか、食事をとっていた兵士さんや軍人さんがぱっと私達の方を見た。
(……？前来た時よりも何というか……見られてる気が)
奥の方に座っている男性がひそひそと話し始める。その目は確かに私を見ていて、あまり気分の良いものではなかった。
ゾムは気付いているのかな、なんて思って隣を見れば、メニューの札をじっと見つめる彼の姿があった。何を食べようかと悩んでいるのだろう。
気にしてもどうにもならないし、気にしないようにしたい。
けれど周りの目は、案外気になるもので。
(……私がゾムと一緒に居るの、変なのかな)
食堂に来ていた男性の視線がぐさぐさと刺さる。もう一度ちらりと後ろを見たが、ぱっと見た感じ女性はいないようだった。
異性が居るのが珍しいからか、それとも……。
｢A？Aは何食べるか決めた？｣
｢へっ……ぁ、あー、えぇと、……ゾムと同じやつにしようかな｣
｢えっおれ結構食うで？Aランチ大盛りと味噌ラーメン、あとサブメニューに天ぷらとトンカツと……｣
｢……Aランチの並だけで｣
危ない危ない、食べ切れない量を注文する(もしくはされる)ところだった。前に来た時は確か、ゾムも私も全く同じメニューだったと思うのだけれど、あの時は遠慮していたのだろうか。かなりの量を注文し始めた。
ゾムが注文し終え、私も食堂のおばさんに｢Aランチ1つお願いします｣と伝えた。
｢あらあらぁ、ゾムちゃんとこの前の可愛い娘じゃない！相変わらず美男美女ねぇ〜！｣
(ゾムちゃん……！？)
｢せやろせやろぉ、おれのお嫁ちゃん可愛えやろ？｣
ゾムは突然上機嫌になったのか、私の腰に手を回して寄せた。
すり、と頭をすり寄せられ、緑のフードから出る前髪が当たって少しだけくすぐったい。
それを見た食堂のおばさんは一層笑顔になり、慣れたように手を動かし｢前よりラブラブじゃない！イイわねぇとってもお似合いよ〜！｣と何故か嬉しそうに言った。
ゾムも満更でもないのか、自慢げに口角を上げていた。
恥ずかしいなと思いながら、後ろから｢あの噂本当だったんだな｣なんて言葉が聞こえて気になった。
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影猫(プロフ) - トウマさん» ありがとうございます！私もヤンデレ好きです(笑)今度ガチもんのヤンデレも書いてみたいです。更新頑張ります……！ (2018年3月8日 3時) (
レス) id: 3f1a8429d6 (このIDを非表示/違反報告)
トウマ(プロフ) - 影猫さんのゾさんがめちゃくちゃ好きです…ヤンデレが大好物なので（）更新頑張ってください！ (2018年3月7日 22時) (レス) id: a615484a47 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめるそーす(プロフ) - 影猫さん» 了解ですっ (2018年2月23日 13時) (レス) id: 7e83d7a6cd (このIDを非表示/違反報告)
影猫(プロフ) - きゃらめるそーすさん» コメントありがとうございます。ついったでフォロー申請送って頂いた方でしょうか？誤操作で蹴ってしまったので、申し訳ございませんがもう一度送って頂けないでしょうかm(_ _)m (2018年2月23日 13時) (レス) id: 3f1a8429d6 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめるそーす(プロフ) - 影猫様のゾム氏がかっこよすぎて禿げそうになるぐらい悶えてますwこれからも頑張ってくださいっ！応援してますっ (2018年2月23日 13時) (レス) id: 7e83d7a6cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影猫
| 作成日時：2018年1月8日 18時
