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彼女に出会ってから、暇な日など一日もなくなった。
休日は勿論、時には仕事をサボってまで彼女を追い続けた。
まずは花屋を見に行った。こじんまりとした店ではあったが、植物の世話をする健気な姿に心惹かれた。暗殺の仕事の時のように気配を消して、ただただ陰から見守った。
一度変装してまで店を訪れたが、その日に限って彼女は店番にも外回りにも居なかった。心配になって真夜中に部屋を覗きに行ったが普通に寝てたし熱もなさそうだったので、可愛らしい桃色の下着を盗んでそっと帰った。
そんな日常の中、一件の仕事が入った。
社会の秩序を乱す裏組織を潰せという命令で、いつも通り仕事をこなした。隠し事は他にないかと下っ端に銃を突きつけたところ、｢サブリーダー夫婦が随分前に児童養護施設から子供を引き取ったらしい｣と吐いてくれた。サブリーダー夫婦は最近組織に顔出す機会も減ったらしく、その日も不在だった。
しかし何より衝撃を受けたのはその次の言葉だ。
｢宝石のような目をしている、これはいつか高く売れる、と言ってた｣と。
宝石のような目、と聞いた瞬間思い出したのは花屋の彼女だった。
仕事を終えたその日のうちに、帰ってすぐにロボロに相談し、個人情報を調べてもらった。何とか彼女の情報を得ることは出来たが、そこには確かに児童養護施設に入っていた過去があった。七歳頃に引き取られたらしい。
それじゃあ何年もずっと、あの夫婦に育てられてきたのか？彼女は今、本当に幸せなのか？……たまに巻いている手足の包帯は？
早く、早く助けないと。いつかあの夫婦に誰か金持ちにでも売り飛ばされてしまう。もしくは追い込まれて彼女が自ら命を投げ出してしまうんじゃないか。そう思ってしまい、いてもたってもいられなかった。
誰に協力してもらえれば、完璧な計画を練ることが出来る？彼女が宝石眼だったとしても横取りしない人、という条件を適用した結果、エーミールしか居なかった。確か恋人が居たはずだ。
エーミールに彼女の状況を打ち明け、何とか手に入れたいと相談した。教授をしているとは思えないような、その時の言葉は今でも忘れられない。
｢連れて帰る前に彼女を犯せばいいんですよ｣
｢それが出来ないなら足でも切断して、歩けなくさせればいい｣
……今思えば、これまでにない程の迷言だったと思う。
頭の良くないおれは、なるほど確かにとその通りにしてしまったわけだが、エーミールの言葉に間違いはなかった。
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影猫(プロフ) - トウマさん» ありがとうございます！私もヤンデレ好きです(笑)今度ガチもんのヤンデレも書いてみたいです。更新頑張ります……！ (2018年3月8日 3時) (
レス) id: 3f1a8429d6 (このIDを非表示/違反報告)
トウマ(プロフ) - 影猫さんのゾさんがめちゃくちゃ好きです…ヤンデレが大好物なので（）更新頑張ってください！ (2018年3月7日 22時) (レス) id: a615484a47 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめるそーす(プロフ) - 影猫さん» 了解ですっ (2018年2月23日 13時) (レス) id: 7e83d7a6cd (このIDを非表示/違反報告)
影猫(プロフ) - きゃらめるそーすさん» コメントありがとうございます。ついったでフォロー申請送って頂いた方でしょうか？誤操作で蹴ってしまったので、申し訳ございませんがもう一度送って頂けないでしょうかm(_ _)m (2018年2月23日 13時) (レス) id: 3f1a8429d6 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめるそーす(プロフ) - 影猫様のゾム氏がかっこよすぎて禿げそうになるぐらい悶えてますwこれからも頑張ってくださいっ！応援してますっ (2018年2月23日 13時) (レス) id: 7e83d7a6cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影猫
| 作成日時：2018年1月8日 18時
