20-1▼世話 ページ13
｢〜♪｣
シャワーを終え、上機嫌で鼻歌なんかを歌いながら風呂場を出た。
バスタオルで体を拭き着替えを済ませた後、髪をわしゃわしゃと適当に拭いた。Aの髪なら優しく触れるが、自分の髪はそれほど手をかけていないし、かけようとも特に思わない。
優しい優しいおれの嫁。身体の世話をするのはお互い様だ。これぞ相思相愛！
ナニをしてもらったか、なんてことは説明する必要もない。恋人同士だし、別におかしくはない。
脱衣所を出て、早足で寝室に戻る。
(あんな隅っこに膝抱えちゃって……ほんと可愛ええなぁ……！)
んふふ、と一人小さく笑ってAに近付いた。足音を立てないように、そぉっと一歩二歩と向かう。
ついに目の前までたどり着いたが、気付いていないのかうたた寝でもしているのか、反応はなかった。
Aの様子を確かめるべく、ゆっくり膝を折ってしゃがみ込む。
｢A？風呂空いたで、入らんの？｣
｢っ！……は、入ってくる、｣
｢んふふ、行ってらっしゃい｣
逃げるようにしてバタバタと寝室から出ていくAの後ろ姿を、恍惚と見つめた。
……顔、あんまり見なくて良かったかもしれない。
先程までのAの姿を思い出すと、また胸が鳴って本能的に身体が反応する。あれは最高だった。何か、前より上手くなっていた気もする。まさかおれに隠れてバナナで練習してたりとか！ …………。いや、バナナなんて買って帰った覚えはないし、それはないか。
しばらく余韻に浸った後、汚したシーツを剥がして新しいものに敷き替えた。
(おれはスッキリしたけど……もしかしてA、本当はシたかったんやないんかな、)
ほら、生理中でもそういうありそうだし……女性の身体について無知な訳ではないが、大先生とは比べ物にならないだろう。
だからといって、大先生に聞こうとも思わないけど。
思い出さないように……とは思ったが、今思えば確かにそんな感じの顔だったかもしれない。けれど行為を拒んだのはAの方だし、これで良かったのだろう。
もしかして風呂を覗けば分かるかもしれない、なんて考えが頭に浮かんだ。
他所からダクトに入り込み、自分の家の風呂場のダクトに向かえば出来なくもない。まぁ、そこまでするくらいなら普通に風呂場のドアを開けるけど。
……いやいや、覗きは良くないよな。大先生じゃあるまいし。普通にAに嫌われそうだ。
自分にそう言い聞かせて、部屋で大人しくすることにした。
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影猫(プロフ) - トウマさん» ありがとうございます！私もヤンデレ好きです(笑)今度ガチもんのヤンデレも書いてみたいです。更新頑張ります……！ (2018年3月8日 3時) (
レス) id: 3f1a8429d6 (このIDを非表示/違反報告)
トウマ(プロフ) - 影猫さんのゾさんがめちゃくちゃ好きです…ヤンデレが大好物なので（）更新頑張ってください！ (2018年3月7日 22時) (レス) id: a615484a47 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめるそーす(プロフ) - 影猫さん» 了解ですっ (2018年2月23日 13時) (レス) id: 7e83d7a6cd (このIDを非表示/違反報告)
影猫(プロフ) - きゃらめるそーすさん» コメントありがとうございます。ついったでフォロー申請送って頂いた方でしょうか？誤操作で蹴ってしまったので、申し訳ございませんがもう一度送って頂けないでしょうかm(_ _)m (2018年2月23日 13時) (レス) id: 3f1a8429d6 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめるそーす(プロフ) - 影猫様のゾム氏がかっこよすぎて禿げそうになるぐらい悶えてますwこれからも頑張ってくださいっ！応援してますっ (2018年2月23日 13時) (レス) id: 7e83d7a6cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影猫
| 作成日時：2018年1月8日 18時
