。＊ ° 冬 限 定 カ レ シ ° ＊ 。【国見英】

A winter time＊１６ ページ17

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国見「……うわ、」


A「え？」





学校に着くと、靴箱の辺りに何か…らっきょ？頭の人がいた。


国見くんの知り合いとかかな……。




「…………え！？」





その人は私と国見くんを見るなり、驚いた素振りを見せた。


驚かれる要素とかあったっけ…………。







あ。


手繋いでる、とか……？






A「…わっ」


国見「……これ、俺の彼女。それだけ」





国見くんは私の肩を引き寄せてそう言った。





俺の、彼女。




でも、それだけ。





国見「…あいつ、金田一。同じ部の人」


A「あー…そうなんだ。……どうも」





一応、といった感じで金田一君に挨拶をした。


すると彼は何故か肩を上げ、明らかに緊張した表情になった。





金田一「どっどうも！Aさんですよね…！？」


A「へっ、あ、は、はいっ！」





つられて肩を上げてしまった。


そんなやりとりを見ていた国見くんが、むっとした表情になった。





国見「…もういいだろ。A、行くぞ」



A「あっうん！…またね、金田一君！」



金田一「はっはい！」









……なんか、怒ってる？


国見くん。

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