私は最低です。【ハイキュー】 (ページ4)

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３話ページ4

「じゃ、ここで。また明日な」

『うん。また明日！！』

…ここからが私の地獄。

「おかえりー！遅かったじゃん」

『ただいま』

なぜなら部屋が一緒なのは

桐生野乃花だから。

「今日、白布くんどーだった？？」

きらきらとした目で見てくる。

…どうして

『…んー』

「Aー？」

どうして、白布なの。

『普通じゃない？』

「そういえば、川西くんとはどうなの？」

『太一？』

野乃花は私が太一のことを好きだと思っているらしい。

違うって言ってるのに。

多分理由は、

白布のことを好きになってもらっては困るから。

『…別に好きじゃないって』

「私には嘘つかなくていいって！！」

ウソじゃないし。

私だって素直に恋バナ話したい。

でも、もしそれが裏切り行為にとらえられてみんな離れて行ってしまったら？

白布までも。

『…ちょっと食堂行ってくるから』

「早く帰ってきてねー」

部屋の扉を閉め

『…はは…身が持たない』

悪気のないその言葉は私の心を貫く。

ジュース買いに行こ…

「『あ』」

丁度、白布もいた。

どうしてこんなに嬉しくなるんだろう。

「さっきぶり。どうした？」

『ジュース。買いに来た』

「何飲みたい？おごるよ」

『じゃあ…』

「はは、少しは遠慮とかないのかよ」

『遠慮なんかあるわけないでしょ。ぐいぐい行くよ？』

「なんだよそれ、」

２人で笑い合っていると

「A？？って、白布くん…！！どうしてAと一緒に？」

「…別に、たまたま。」

「そっか！！」

ホッとした顔しないでよ。

これじゃあ、私が邪魔者。

『…行こう。野乃花』

どうしても、二人きりにさせたくない。

やっぱり私は最低だ。