episode16 ページ18
合宿も終了して
いつもの日常に戻る。
変わったことといえば
隣にいるのが月島になったこと。
合宿中は月島と影山は不穏な感じだったけど
今となっては何もなかったかのように普通に生活をしている。
『おはよ、影山』
「…おう」
優しく笑う彼はもういない。
これでよかったんだ。
これが私たちの最善。
『仁花、ごはん一緒に食べない？』
「え、月島くんは？いいの？」
『四六時中一緒に居るわけじゃないからね』
月島は山口と食べるそう。
『仁花も来たんだって？政府通知。』
「うん、優しい人だったから良かったなって思うよ。」
もうすぐ、12月…
彼の相手はどんな人なのかな。
きっと私より
可愛くて
性格がよくて
気が合って
私より‥‥
「Aちゃん…！なんで泣いてるの？どっか痛い？」
『あ、ううん。大丈夫だよ。ちょっとトイレ行ってくるね』
ﾄﾞﾝッ
下を向いて歩いていたため、誰かにぶつかってしまう。
『ごめんなさい…』
「あ、麻倉さんじゃん、どうし…」
『日向と、影山…か。なんでもないよ』
私はそのまま通り過ぎようとしたら
「え、おいおい。影山君」
影山に腕を握りしめられる。
『…なに。離してよ』
「何もないなんてことないだろ。」
「いやいや、影山、お前デリカシーなさすｇ
「お前は黙ってろ」
『だから、ほんと、何もないんだって』
『だから放っておいてよ』
やめて、お願い。
腕から影山の熱が伝わってくる。
『私、月島が好き』
『それは、あなたを忘れるための好きじゃなくて
本気で、あなたに恋焦がれていた時のような
好き』
すると横から、
「僕の彼女に、なにか？」
「なんで、お前なんかのこと好きだったのか分かんねぇよ」
影山はそれを言い放って立ち去った。
「…なんで泣いていたかの話はあとにして…
僕のこと、そんなに好きだったんだ」
いつものニヤけた顔で言う月島。
『…だったら何…』
すると、月島は顔を赤らめて
「君、今日はやたらと素直だね」
『そうかな…？』
続く (更新停止中)
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ひい - そんなの言ってたらキリないやん笑 (2018年8月18日 23時) (
レス) id: 3ed519bf0e (このIDを非表示/違反報告)
さき - ハイキューと恋と嘘を元にして、話が似ている作品があります。 (2018年3月30日 2時) (レス) id: 6569e4c4f0 (このIDを非表示/違反報告)
かげりん - この作品を読んで、泣きそうになりました。作者さんは、すごいですね!この作品にドハマリです!!更新、頑張ってください!楽しみにしてます♪ (2017年12月16日 10時) (レス) id: 01dfe19ebe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさぎZ | 作成日時：2017年10月15日 0時
