二年の喰種先輩

二十二話 ページ26

『はぁ！』

羽赫を飛ばすと、刺さったり、切り傷にはなるが致命傷にはならない

『羽赫がほとんど使い物にならない！』

花「"やめなさい、愚かな子らよ"」

『(気持ち悪い、なにこれ)』

花「"私はただこの星を守りたいだけ"」

加茂「呪いの戯言だ耳を貸すな」

恵「低級呪霊のそれとはレベルが違いますよ」

『っ、うぅ、、(何これ、頭に直接響いて気持ち悪い、頭が割れる)』

顔をしかめ頭を抑える

恵「A先輩！」

『大丈夫、』

花「"森も海も空も、もう我慢ならぬと泣いています、これ以上人間との共存は不可能です、星に優しい人間がいることは彼らも知っています、しかしその慈愛が、どれだけの足しになろうか、彼らはただ、時間を欲している、"」

加茂「狗巻と、Aを下がらせろ」

花「"時間さえあれば、星はまた青く輝く、"」

すると地響きがし、植物が生える

花「"人間のいない時間、死して賢者となりなさい"」

『逃げよう、』

恵「はい」

【建物内を走る】

恵「大丈夫ですか？狗巻先輩」

棘「しゃけ」

加茂「くるぞ！」

棘「止まれ！」

加茂「百蘞 穿血！」

すると、呪霊に傷が付く

『っ！！(ありったけ飛ばせ！少しでも三人の逃げられる時間を稼ぐ！)』

加茂「急げ！どうせすぐに治してくる」

棘「げほっ、」

『(棘もそろそろ限界、、僕も本格的に動かなきゃ、)三人！先行って！』

恵「A先輩！」

『いいから！！』

そう叫ぶと屋根の上に飛び乗る

恵「狗巻先輩とA先輩が止めてくれる！ビビらず行け！」

という声を聞き、羽赫を飛ばすが、

棘「た、、」

先に棘の限界がきて、鵺が貫かれてしまう

棘「あ、、ああ、」

『棘！』

加茂「はっ、ぐわっ！」

恵「生きてますか？加茂さん」

『…(棘はもう限界だ、そろそろ、)』

棘「高菜」

恵「狗巻先輩、それ以上は」

『棘！ダメ』

止めるが進んでいってしまい、

棘「"ぶっ飛べ！"」

と叫ぶと、呪霊は飛んでいくが、ほぼ無傷で、棘が倒れてしまう

『棘！っー、この口輪邪魔！！ほんと！』

花「"そのなまくらでは、私は切れませんよ"」

と話すと、真希が来て、刀で切りつけるが、切れず、砕ける、恵が切りつけると、目の枝は切れる

『真希、』

花「こちらの刀は悪くない」

真「もっといいのがあるぜ、これを使うのは、胸糞悪いけどな、」

『…僕もそれ嫌い』

真「特級呪具 游雲！」

『ひえー、とんだ、』

そう呟きながら、、呪霊の方へ走る

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