二年の喰種先輩

十六話 ページ17

悟「違う違う、仲間の弱点を知ってこそ、助けられるってものでしょ？」

と言い近づいてくる

『バカみたいなこと言うな、』

とため息をつく

棘「…ツナ(えい)！」

抱きついてくる棘

『わ！棘、危ない』

真「ってか、A、お前今年の交流会、出んのか？」

『悟』

悟「いいんじゃない？」

『なにそれ』

悟「殺さないていどに遊んでおいでよ」

『どうせあの爺さんに口輪つけられて終わるっての』

野「はぁ？口輪？」

『そ、犬がつけるやつ、僕駄犬じゃないってのに』

悟「犬歯はあるけどね」

『唸ってあげようか？』

悟「やってみて？」

『grrrrrr....』

狼のような低い声で唸るA

悟「カッコいいー！」

とテンションが上がる悟

真「まんま犬じゃねぇか、」

と笑う真希

棘「しゃけ」

と言い、頷く棘

パ「どっから出してるんだよそれ」

と少々ビビりながら言う

『頑張ってる』

とさっきの唸り声とは違い、少し照れ気味に言う

野「可愛い！100点！」

デス「あ、、そろそろ戻る時間みたいです、」

と寂しそうに言うザー・デスの体は透けている

『…じゃ、』

デス「はい」

と返事をし消えるデス

悟「さてと、、A、」

『なに』

悟「後輩達と訓練してね」

『…やだ、傷つけたら怖い、あんまり力加減するの得意じゃないし、』

と言い、器用に木の上に逃げる

悟「降りて来なさい！」

『やだ！』

悟「ダメでしょ！」

『やーだ！』

真「降りてこーい」

『えぇ、』

棘「しゃけー(おいでー)」

『う、わかった、』

と言い、木から飛び降りる

パ「それは危ないだろ」

『骨折れたところで治るし、僕高いビルから飛び降りた事あるもん、ウタさんに回収されたけど』

と言い、その場でストレッチをする

『で、何するの？』

パ「受け身の練習でもするか？」

『喰種の僕が？』

パ「お手本見せてやれ、この2人近接戦弱いから」

『…パンダ、』

パ「ん？」

『投げるとき回る？』

パ「あぁ。だな」

『まぁ、大丈夫か、』

とぽつり呟くと、パンダに持ち上げられ投げる体制に入られる

『わっ！バカ！あいずなし！？』

パ「投げるぞー」

『雑すぎんでしょ！』

と叫ぶとぐるぐると回り出すパンダ

『わ！わわっ！！』

パ「そい！」

『‼』

驚きながらも、完璧に受け身を取り

『うぅ、、目が回る、』

その場にしゃがみこむ

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