100年先も愛してる 4 (ページ10)

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浮かない顔をしていた広臣くんのことが気になって、マンションに戻ってからあっちゃんの部屋のインターホンを連打。

不機嫌MAXで出てきたあっちゃんを押し退けてリビングへ

あ……
仕事中？

『なんだよ。ピンポンピンポンうるせぇんだよ』

『ごめん、ごめん。あのさ、広臣くんの事なんだけど！』

『あぁ……なに？』

ソファーにどっかり座ったあっちゃんの正面に座った。

『本部に呼んだのあっちゃん？』

『あぁ。小林からも推薦上がってきてたし。
お前、まさか……』

『ん？』

『離れるのイヤ！とか言ってねぇだろうな？』

あっちゃん、本気で睨むのやめて、怖いから
マジで！！

『い、言ってないよ！今日聞いたし！』

あー、そうなの？って急に態度が軟化。

『今市は即OKだったのに、登坂はなんか渋っててさ、まだ返事聞いてねぇんだわ。てっきりお前がワガママ言ってんのかと思ってた』

『そんな事言わないよ！誰でも行けるところじゃないんだし！』

『アイツ、なんか言ってた？』

『岩田くんもいるし、安西さんもいるし……置いていけないって……』

あっちゃんは、あからさまに呆れて苦笑い。

『アイツ……バカだねぇ。お前のために将来棒に振るの？信じらんねぇな』

『あっ！そうだ！翔くん辞めるの？』

『なんだよ、そのついで感(笑)
翔、春から親父さんの会社に入るみたいだよ。
亜弥ちゃんの事もいつまでも待たせるわけにいかねぇじゃん』

まぁそうだけど、一言あってもいいじゃんね。

『ていうかさ、お前んとこの企画部なくなんのよ』

は？

『今さ、そっちで企画上げて、こっちで確認してOK出す形なんだけど……』

『そうなの？』

あっちゃんは、え？まぁいいやって私にお構いなしに説明を続けた。

『時間もかかるし、来年度からはこっちで企画したものをそっちに下ろして……になる』

『じゃ、じゃあ私達の仕事は？』

『まぁ……決まった企画の準備』

あ……それなら今と変わんないや！

『で、大幅に人員整理すんだけど……』

なんか嫌な予感……

『お前、リストラ対象だから(笑)』

えぇぇぇえぇぇぇーっ！