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なんかランチにしては高そうなお店に連れて来られたんだけど……



こっそりお財布の中を確認しちゃったよ。




広臣くんは何度も企画が通ってるから、査定が良くてボーナス多かったのかな?とか
ゲスいこと考えちゃった。




『こんなに良いとこ知ってたんだ?』




デザートを食べながら広臣くんを見ると何故か得意気にウインクされた。
なんなんだ。



『篤志さんに教えてもらったんだよ。』




あっちゃんが自分のお気に入りを教えるってことはお気に入りの人って事。

やった!



嬉しくてにこにこしてるとシェフがやって来たからビックリ。
あっちゃんのお友達なんだって




『篤志の妹さん?』




『はい……そうです…けど』




『アイツに似なくて良かったね(笑)
これ、僕からのサービス』




さっきデザートを食べたばかりなのに、ソルベをサービスしてくれた。




甘いケーキの後に、スッキリしたオレンジ風味のソルベが口の中で溶けて幸せ。





『ひ、ひ、広臣くんは?食べないの?』





『うん、俺はいいよ』





目の前でにこにこ笑ってる広臣くんをチラチラ見ながらソルベを半分ほど食べた時、口の中で異物が舌の上に




なんだこれ?



眉間に皺を寄せて紙ナフキンの上にペッと吐き出した。



え?
なんで?




『どした?』




ニヤニヤしてる広臣くんに、紙ナフキンの上にあるものを摘まんで見せた。




『落とし物かな?』





『は?バカなの?』




いや、だって……




『まさかその返しは想定外だったわ』




苦笑いの広臣くんが私の指からソレを取って、綺麗に拭いてくれた。




『なんかAらしいっちゃAらしいよな。そういうとこも大好きだよ』





『え?あ……ありがと』





広臣くんは私の指に、さっきのソレをスッとはめてくれた。




『今よりももっともっと大切にする。
だから、結婚しよ?』





私の指にはまった、ダイヤモンドのリングが
キラキラ輝いて眩しかった。

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設定タグ:EXILETRIBE , 三代目JSB , 登坂広臣   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:花梨 | 作成日時:2018年2月6日 9時

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