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そして、いよいよ瑞希達の結婚式。




といっても、式は親族だけでするらしいから
私達は披露宴というか、友人だけで行われるパーティーっぽいのに参加させていただく。









『はい、アウト!やり直し』



さっきから、スカートが短いだの、背中が開きすぎだの、広臣くんがダメ出ししてくるから全然着替えが終わらない。




『お前、背中はOKだけど今度は前が開きすぎだろ!俺の谷間を他のヤツに見せんじゃねぇよ』




ほんとめんどくさい。



もうタートルネック着ていく
まだ9月だけど……




『これでいい?』




ハイネックのノースリーブにロングスカート。
着替えると、私からちょっと離れて全身をチェックされた。




『……ん。上からなんか羽織れよ』




当たり前でしょ!




薄手のストールを持ってくると、ようやくお許しが出た。




『うん。可愛いってか、キレイ』



ちょっと口うるさいけど、最後はいつも誉めてくれるから許しちゃうんだよ。







パーティーだけど、入り口で瑞希がウェディングドレス。今市君はタキシードで出迎えてくれて……





『瑞希……おめでとう。すごくキレイ』




『ありがと。次はA達の番でしょ?』




私達は泣きながら抱きあった。







友人代表で広臣くんが乾杯の音頭をとって、それからは皆思い思いにお祝いする。

堅苦しくなくて、とても素敵なパーティーだった。






パーティーの帰り道、広臣くんと手を繋いで歩いてた。



『良かったよなぁー、隆二も瑞希も……』




『ねぇー、ほんと二人ともスタイルいいからモデルさんみたいだったね』




『ん……そういえば、岩ちゃん来てたけど……話した?』




『話したっていうか、お手洗いから出てきたら会って、久しぶりー元気?みたいなのはあった』




アイツ、しつけぇなって広臣くんが眉間に皺を寄せた。




『それだけだよ?私、すぐに会場に戻ったし』




『……なら いいけど。』





広臣くんは、そう言うと立ち止まった。




『どしたの?』




見上げると、ちょっと笑ってた。




『Aは俺のだから……仕事行ってても心配で……だから外に出したくない』



『迷子とかになんないよ?』



『バカ、ちげーよ』




苦笑いした広臣くんが、ゆっくりゆっくり近付いてきた。






夜更けの歩道、お互いをギュッと抱きしめながら長い長いキスをする。

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設定タグ:EXILETRIBE , 三代目JSB , 登坂広臣   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:花梨 | 作成日時:2018年2月6日 9時

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