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翌朝、素晴らしい快晴。





リムジンがドレスとタキシードに着替えた私達を迎えに来てくれた。


車の中でもずっと手を繋いで、時々微笑みあって……
ほんと幸せの絶頂って感じ。



船の甲板に用意された簡易のチャペル。
それを見ただけで、涙が溢れそうになった。


そっと下を覗き込むと、見知らぬ外国人の方達が、口々に祝福してくれて、広臣くんと一緒に手を振ったり。




広臣くんのご両親と、里奈さんと健二郎先輩
あっちゃん達、翔くん夫婦、両親。
皆揃って、いよいよ式が始まる。




パパの腕に手を添えて、短いバージンロードを広臣くんの待つ祭壇まで歩いた。


もうこの時点で涙がポロポロ溢れて、参列してる親族は苦笑いだし。




『病める時も健やかなる時も……』



神父さんの言葉に続いて、誓いの言葉を口にする。

もう既に左の薬指にはまっているリング。
その上に、広臣くんが可愛いリングをはめてくれた。


だから私も、お返しにお揃いのリングを左薬指に……


そっとベールを捲られて、上目遣いに広臣くんを見ると、とても優しく微笑んでくれてたの。


その顔を見るとまた泣けてきちゃって、広臣くんがそっと涙を拭ってくれた。


『今よりももっともっと幸せになろう』


広臣くんの囁きに小さく頷くと、誓いのキスをくれた。






『長くない?』





参列している親族から言われるくらい、長い長い誓いのキスだった。

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設定タグ:EXILETRIBE , 三代目JSB , 登坂広臣   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:花梨 | 作成日時:2018年2月6日 9時

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