100年先も愛してる 3 (ページ10)

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あかりはあんな事言ってたけど、岩田くんは普通に接してくるし、何かあったとしても登坂君がいてくれるし。

私と登坂君は相変わらず上手くいってる。
とーっても過保護だけど(笑)

『なぁ、今度の休みさ、俺の姉貴ん家行っていい？』

『うん。行っといでよ』

『お前も行くんだよ(笑)彼女出来たっつったら連れて来いってうっせぇの。』

生まれて初めて家族に紹介される。
初めての彼氏だから当たり前なんだけど、今から緊張して吐きそう。

『姉貴も姉貴の旦那も気さくでいいヤツだよ』

『う、うん。』

緊張して歩き方がロボットみたいになった私を見て、登坂君はケラケラ笑ってた。

『ねぇ、手土産何がいいかな？会社の近くに出来たケーキ屋さんの焼き菓子でいい？甘いの大丈夫？お酒の方がいいかな？果物？タオルじゃ引っ越しのご挨拶になっちゃうし……』

あーーー
って頭を抱えてたら登坂君がヨシヨシしてくれる。

『んな気ぃ遣わなくて大丈夫だって(笑)コンビニの牛乳でもいいっしょ』

『もぅ！牛乳は登坂君が飲みたいだけでしょ！あっ！牛乳買って帰ろ』

目の前のコンビニに入って牛乳を買ってマンションまで帰ってきた。

『じゃあな！また明日』

頭をポンポンされたけど、まだ一緒にいたい。

『ご、ご、ご飯食べてく？』

『いいの？今から作んの面倒くさくね？』

『ううん。ちょっと待ってもらうけど、明日のお弁当の下準備もするから大丈夫』

一緒にいたいからもう必死(笑)

『じゃあ……お邪魔します』

エレベーターに乗って気付いた。

自分から部屋に誘っちゃった！
軽いヤツって思われたかな？

チラッと登坂君を見ると、真っ直ぐ階数表示を見てて、その横顔がとーっても綺麗だった。