100年先も愛してる 3 (ページ8)

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資料室の告白からなんだかんだで時間は経ってるのに
今日までキスしてくれる素振りが一向になかったし
さっきの水着姿で減点だろうなって思ってたから、こんな素敵な場所でキスしてくれてどんどん登坂君が好きになってく。

『あのさ、どうしてすぐ帰ろうって言ったの？』

『えっ？あぁーまぁそれは……』

車に戻りながら、言いにくそうにする登坂君に悪い予感しかしない。

『……似合わなかったかな。胸ないし……』

『そうじゃなくて…………ったから…』

肝心なとこが聞こえなーい！

『一緒にいるの恥ずかしかった？』

『バカ！可愛いすぎたからだっつーの』

まぁまぁの勢いで言われてちょっとビックリ。

へっ？

目をパチパチさせて立ち止まると、登坂君が私の頭をコツンと小突いた。

Omi

今まで待ったんだからガツガツすんのもかっこ悪ぃし……
ってガキみたいな理由で、ほんとはいろいろしたいのに我慢してた俺、エラくない？

夏といえば海っしょ(笑)

こっからいい雰囲気に持ってって～
とか考えてたのに、砂浜に水着姿で現れたAが可愛いすぎて理性がぶっ飛びそう。

お前、安西の胸がデカイって気にしてたくせに、その柔らかそうでたわわな感じはどうなのよ？

そこに持ってきて、恥ずかしそうにされたら今すぐ覆い被さりたくなるっつーの！

せっかく来たんだし、落ち着け俺！って言い聞かせても、もうどうしようもなくムリ

てなわけで早々に車に乗せてしまったけど、そっからのAの落ち込みようったら……

これは絶対誤解してんな

このまま送ってくなんて最初から思ってなかったし、あわよくば……なんて考えたりもしたけど

コイツ、何もかも初めてだから、一気にってのは可哀想っしょ？

車の中でファーストキスってのもどうかと思って連れてきた穴場の夜景スポット。

外見も中身も、女の子なAにとって申し分のないシチュエーションのはず。

そっと触れた唇は緊張してんのか少し震えてて、そこがもうたまんないよね？

でも、今日はここまで……

我慢します(泣)